昨日は月一回のよそうかい

NYはあいにく夜から雪となったけど、
結構多くのメンバーが集まってくれた。

鍋をつつきながら、フューチャーズのブローカーをやっている社長さんと
日本の先物ブローカーについてあーでもないこーでもないと話し込んだ。

話の中心は、やっぱり対面営業の将来。

彼がいうに、マーケティング部門というものがないのが致命的らしい。
これまでやっていた営業との区別が付いてないねんね。

FXが爆発的に伸びているのは、円とかドルといった銘柄に知名度があるから。
もちろん原油やコーンなど、商品も皆知ってるし知名度は抜群やけど、
悲しいかな価格とは結びついてない。
毎日のニュースで、日経平均やドル円と一緒に原油や穀物価格も流れるようになったら、
状況はガラリと変わるはずやと。

商品の知名度を上げるためのマーケティングに、どこも本気で取り組んでないらしい。

わしは日本の業界のことはよう分からんし、「はあはあ」とただ聞くだけ。
ただ、知名度を上げるにはこのサイトもちょっとは役に立ってるかな、とは思う。

一般の投資家の場合、もちろん儲かるかどうかが一番大切やけど、
それ以外の部分、楽しいかどうかというのもかなり重要や。
投資というのを、知的欲求を満たしてくれる娯楽としてみたらよう分かる。
あれこれ調べて考えて、最後に決断を下して投資する。
リスクのある世界だけに損することもあるけど、
この過程が楽しくてやってる人も多いんとちゃうか。

手法はチャートを見ても需給を見ても、はたまた月や星の動きでもええ。
自分の頭で考えることが一番重要。

投資するもんのことをよう分かってなかったら、
やっても楽しくないやろ。

いろんな情報を駆使して楽しみながら投資できる、
そういう環境を作るための商品市場全体のマーケティング。

なかなかおもろそうな仕事やね

昨晩は行きつけのアイリッシュバーでバイアウト系のファンドで働いている友人と久しぶりに飲んできた。春にはNYを離れ日本に帰るという。これまで回りが全てアメリカ人という環境で孤軍奮闘してた彼は、もっと仕事の幅を広げたいと日本に帰る決心をしたという。帰国後は米系ファンドの東京オフィスで、買収業務を取り仕切るらしい。

おんなじ投資という名前がついてても、彼のやってることと商品のトレードとはまったく違う。これまで5件の投資を手がけたそうやが、それまでに目を通した案件は500件以上になるらしい。100件見て1件投資する勘定や。これは、というやつを選んだら、最低でも5年は付き合うことになる。その間は後へ引かれへんだけに、投資の決断も慎重にならざるを得んわけや。