2006年12月19日(火)
タカ派の人気 [いろいろ]
今回はちょっとまじめなおはなし
15日にイランで行われた専門家会議選挙というやつで、
穏健派のラフサンジャニ元大統領がトップ当選したらしい。
核開発をごり押しし、国連制裁まで引き起こしてしまった
アフマディネジャド大統領は、事実上の敗北。
アメリカでも、中間選挙で民主党が大勝利した。
どちらも政権がひっくり返るわけではないけど、なかなか興味深い。
ブッシュにせよ、アフマディネジャドにせよ、
強硬姿勢というのは、なかなか人気が長続きせんもんなのかもしれん。
しかし、これで少しは状況が変わるんやろか。
柔軟路線になったからといって、物事上手くいくとは限らんから難しい。
和平交渉は、タカ派の政権の方がまとまり易いという説もある。
最近はマーケットで地政学リスクという言葉を聞かんようになったけど、
来年早々にもひと悶着ありそうな予感もする。
核開発の問題は、どっちかが強硬手段にでんかぎり
永久に決着つけへんと思うねんけど、どんなもんやろ。
タカ派も人気なし、ハト派もだめ・・・
どっちにも尻尾振って付いて行くイヌ派や
知らん振りのネコ派にもがんばってもらわなあかんかも。
わしは完全にネコ派やな
Posted by 松
2006年12月15日(金)
きつねと狸 [いろいろ]
いやー、今回のOPEC総会はおもろかった。
このところ、ベネズエラが総会前に減産、減産と騒ぎ立てて、
おわってみれば現状維持というパターンばかりやったから、
最後までどきどきしながら追わせてもらいました。
特に、直前まで減産するぞーっていっときながら
ナイジェリア入りしてから、急にトーンを弱めたサウジのヌアイミはん、
それに歩調をあわせたナイジェリアのダウコル議長の役者ぶりも良かった。
あれでわしもすっかりだまされるとこやった。
で、結局は2月からの50万バレル減産で一件落着。
これがきっちり実行されたら、3月には70ドルを超えてるかもしれんけど、
全部の加盟国が律儀に減らすとも思えん。
マーケットもそれを知っとるから、節目節目で売りを仕掛けてくるはず。
ほんでもって、下がってくると、またOPECがごちゃごちゃ言い出す。
きつねと狸の化かしあいやな。
さあ、その化かしあいに上手いこと乗って、儲けまひょか。
Posted by 松
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