2006年12月20日(水)
一日3時間で稼ぐ [いろいろ]
この前株式公開をしたNYMEXが、立て続けに新しいプランを打ち出した。
一つはエネルギー、メタルの新しいインデックス先物の上昇、
もう一つはそれぞれの立会時間の延長や。
エネルギーのインデックスは原油、ガソリン、暖房油、天然ガスを
3:2:1:1で組み合わせるらしい。
これはパッシブ系のファンドに人気が出そう。
ガソリン売りの暖房油買いや、とか原油は強いけど天然ガスは弱いとかと
ポジションをいじくってる連中は、使いにくいかもしれん。
原油買いの指数売りとかのスプレッドも考えられんことはないけど、どうやろ。
立会時間は、来年2月からエネルギー、メタルとも1時間長くなるそうな。
電子取引に主力が移行しつつある中、立会いが長くなったからといって
大した影響はないと思うねんけど、フロアー存続のための苦肉の策かいな。
いずれにせよ、せちがない世の中になったもんや。
ブローカーをやってた時は、ようフロアの連中から声が掛かって
近くのバーに飲みに行ってた。午後の早い時間に取引が終わって、
他の会社員の仕事が終わる頃にはすっかり出来上がって家に帰るという、
やつらの生活にあこがれたこともあった。
砂糖なんか、朝の9時から12時まで、3時間しか取引せえへん。
これで生活していけんねんやったら、何とええ商売やろう!!
トレードの面で考えても、たとえ24時間相場が開いとったとしても
それで勝てるという保障はどこにもない。
3時間でも、24時間でも、勝つやつはきっちりと勝つ。
それやったら、3時間の方がええにきまっとる。
わしが為替よりも商品を中心にしてるのは、実はこれが大きな理由。
為替が自分の言うことをなかなか聞かんというのもあるけど、
ポジション持ったら寝られへんようになるんが一番かなわん。
電子取引に完全に主流となったら、たとえ商品でも24時間起きてやな
あかんようになるんやろか。
あんまりうれしくはないな
Posted by 松
2006年12月19日(火)
タカ派の人気 [いろいろ]
今回はちょっとまじめなおはなし
15日にイランで行われた専門家会議選挙というやつで、
穏健派のラフサンジャニ元大統領がトップ当選したらしい。
核開発をごり押しし、国連制裁まで引き起こしてしまった
アフマディネジャド大統領は、事実上の敗北。
アメリカでも、中間選挙で民主党が大勝利した。
どちらも政権がひっくり返るわけではないけど、なかなか興味深い。
ブッシュにせよ、アフマディネジャドにせよ、
強硬姿勢というのは、なかなか人気が長続きせんもんなのかもしれん。
しかし、これで少しは状況が変わるんやろか。
柔軟路線になったからといって、物事上手くいくとは限らんから難しい。
和平交渉は、タカ派の政権の方がまとまり易いという説もある。
最近はマーケットで地政学リスクという言葉を聞かんようになったけど、
来年早々にもひと悶着ありそうな予感もする。
核開発の問題は、どっちかが強硬手段にでんかぎり
永久に決着つけへんと思うねんけど、どんなもんやろ。
タカ派も人気なし、ハト派もだめ・・・
どっちにも尻尾振って付いて行くイヌ派や
知らん振りのネコ派にもがんばってもらわなあかんかも。
わしは完全にネコ派やな
Posted by 松
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