今日の話題は、やっぱりバーナンキFRB議長の再任決定やね。

サマーズ元財務長官とか、イエレン元SF連銀総裁とか
色々と公認候補の名前は挙がってたけど、
結局はオバマさんも無難な選択で落ち着いたようやね。

再任のニュースを受けて一応株価も上昇、
市場も好意的に受け止めてくれたみたいで
ひとまずバーナンキさんの顔も立ったっちゅうところかな。

ところで、NYも連日の暑さもようやく一段落
さっき家の周りを散歩して来たけど、
爽やかな風が吹いてすこぶる快適やったね。

週末には領事館で衆議院選挙の在外投票をして
その帰りにミッドタウンでやってた
日本のストリートフェスティバルを覗いてきた。
なんかあったらビデオに撮って、yutakaMTVのネタにしょうかなと
思ってたけど、予想以上に人出が多くごった返していたんで取りやめ。
餅つきのパフォーマンスとかは面白かったし
来年ももっと盛り上がってやって欲しいけど、
売ってた食べもんとかが、いかにも手を抜いて
手っ取り早く作りました、ちゅう感じやったんが不満。


もうちょっと気合い入れておいしそうなモンを出して欲しかった。
まあ、米国人相手やったらこんなもんでええやろ、
ちゅう気持ちも分からんこともけど、残念やね。

一流と呼ばれる人は、相手が誰であれ手抜きはせんもんや。
日本の文化を紹介するのが目的の一つやねんから
やっぱり真剣勝負を挑まんと相手にも伝われへん。

日本には「子供騙し」っちゅう言葉があるけど
ああいう言葉が用使われること自体がおかしいねん。
子供には、「子供騙し」じゃなくて、本物を与えて育てやなあかん。

おーっと、いつのまにか、小言だらけになってしもた
今日はこの辺にしとこ。

ところで、バーナンキさんは再任されたけど
次の日銀総裁はどうなるんやろ？
子供騙しにならんことを祈るばかりや・・・

表だってあまり騒ぐことはないけど、
トレーダー連中が結構気にしてるんが
CFTCによるインデックスファンドへの規制強化問題。

昨日はドイツバンクなどが小麦、コーン、大豆の取引で
投機ポジション規制免除の対象からはずれるとの発表があって
小麦には結構売りが集まった。

ドイツバンクといえば、何年か前に商品指数の発表をした時
絞りに絞った構成銘柄を見てなるほど、と唸った覚えがある。
小麦とコーンを組み込んで、大豆をはずしたあたりも衝撃があった。

そやけど、最近の風潮を見ると、このインデックスファンドが
投機悪玉論者の槍玉に挙げられてる感は否めへんね。
インデックスファンドはそれまで商品市場に縁のなかった投資家に
商品に対する興味を喚起した点で非常に功績が大きい。
こうした資金が入り込むようになってから、商品市場の値動きが
金融市場みたいになってきたのは確かやけど、それで何か悪くなった訳ではない。
市場をインデックスファンドに対して居心地の悪いして
投資家が商品から逃げていくようなことには絶対にさせたらあかん。
まあ、CFTCもそういう事は重々承知しているやろうけどね。

インデックスファンドに対して投機ポジション規制の免除を
認めるとか、認めんとかの次元じゃなくて、早いこと
彼らの属するカテゴリーを正式に作って、市民権を与えたらなあかん。
その上で、しっかりと規制すべきところはしたらええと思うけどね。
あれこれ理由をつけて当業者（Non Commercial)のカテゴリーに入れるんは、
やっぱり何処か胡散臭いもんがあるからね。