2007年4月4日(水)
男を上げたアフマディネジャド [まじめなお話]
今日はニュースがぎょうさんあって、大忙しの一日やった。
朝起きていきなり目にしたんが、アメリカが今月中にイランを攻撃するというやつ。なんでも攻撃開始のあたってブッシュさんが演説する原稿を、スタッフが書き始めてるらしい。アラブ系の新聞の記事やから、何処まで信じてええんか分からんけど、ほんまやったらえらいこっちゃ。ブッシュはん、そこまでやる必要あるんでっか?
そうこうしてるうちに、今度はイランのアフマディネジャド大統領が拘束してたイギリスの水兵さんを解放するとのニュース。先週末がイスラムの預言者ムハンマドの誕生日やったのと、今週末のキリスト教のイースターにちなんだ恩赦で、イギリスへのプレゼントやと演説で言うたらしい。この問題、イランもイギリスもお互い意地張ってたから、どないして解決すんねんと心配しててんけど、結構ええタイミングやったね。イラク国内でアメリカに拘束されてるイラン人を解放するのとの引き換えやったと言う話もあるけど、そうやとしたらイランは上手いことやりよった。
ちょっと心配なんは、これでアフマディネジャド大統領がかなり男を上げたんとちゃうかということ。イラン国内で政治の主導権争いで大統領ら強硬派と、ハタミ前大統領ら穏健派とがしのぎを削って、それを最高宗教指導者のハマネイ師が上手いことバランス取ってまとめてるんやけど、今回の件で強硬派が元気になってバランスが崩れたら、欧米との対立を激化させることにもつながりかねん。さらにアメリカがイランの核施設を攻撃でもしたら・・・
政治家っちゅうんは普段はええねんけど、一旦エキサイトし出したらとことん突き進んでしまう人が多いから、困ったもんや。そうならんことを祈るしかないかな。
Posted by 松