2008年10月2日(木)
肩透かし [いろいろ]
今夜は共和党のペイリン、民主党のバイデン両副大統領候補の討論会。
マケインさんの自宅で強化合宿まで行って論戦に挑んだ
ペイリン候補がどのような受け答えをするかに注目が集まったけど、
「アラスカからロシアが見える」並みの迷発言?を期待してたわしとしては、
率直なところ、ちょっと肩透かしを喰らった感じやね。
お互いに大統領候補の政策の問題点を突くという、
正攻法と言えば正攻法やけど見ていてあまり面白くない展開。
途中で何回か居眠りしてしもた。
正攻法でいくんやったら、やっぱりベテランのバイデン候補の方が一枚上。
マケインさんの政策を批判する時は、ちゃんと「今から批判しますよー」という
サインを出してから発言するんで、聞いていて分かり易い。
一方ペイリン候補は、肝心なところで早口になってしまう癖があるようや。
英語がネイティヴじゃない外国人にとっては、これが一番つらい。
まあ、大したこと言わんかったみたいやからええねんけどね。
結局、マケインさんがオバマ打倒のためのジョーカーのつもりで指名した
ペイリン候補は、いつのまにかハートの9になってしもたようや。
かたやバイデン候補は、手堅くクラブのジャックくらい。
次の討論でオバマさんがエースを引き当てたら、
勝負あった、となるかもしれん。
マケインさんは正念場、最後はやっぱり自分が
ジョーカーにならなあかんみたいやね。
Posted by 松
2008年10月1日(水)
逆転満塁サヨナラホームラン [まじめなお話]
米金融安定化法案が、やっとのことで上院を通過した。
29日の下院における否決サプライズがあったから、
ちょっとどきどきしてみてたけど、預金保険機構で保障される
限度額を10万ドルから25万ドルに引き上げるなど、
色々と苦労して修正した甲斐あってか、結構すんなりと決まったようや。
そやけど、下院の否決劇は凄かったな。
否決されると思ってた人は、ほとんどおらんかったと思う。
まるで、3点リードで9回に藤川を投入、
ツーアウトまで簡単に討ち取った後、
ランナー溜めて逆転満塁サヨナラホームランを打たれたような
衝撃やったといえば、分かってもらえる人は分かってくれるかもしれん。
ウォールストリートの金の亡者を、税金使って助ける必要なんか
どこにもないっちゅう気持ちは、ほんまによう分かるけどね。
まあ、そういうて怒ってる人たちも、これまで知らんうちにせよ
何らかの形で好調な金融界のおこぼれを預かっていたのも事実。
無茶をやらかした連中には、これからきっちりと落とし前を
つけてもらえばええ話。政府もお金を出して市場が落ち付けば
めでたしめでたし、ではなくて、やっぱり問題のある所は
是正する方向で規制をかけてもらわなあかん。
当たり前のことやと思うけど、健全に機能しているマーケットで
勝ち続けんのは、並や大抵のことではない。
もしこれまで連中が大した苦労もなく儲けていたんやとしたら
やっぱりマーケットがおかしかったと言うことやろう。
過去に何度も繰り返されていることやけど、
いびつなマーケットは最後にはどこかで爆発してしまう。
結局は、神経すり減らしながらコツコツと儲けていくしかないねんね。
フリーランチはどこにも存在しないことを
改めて肝に銘じておきましょか。
Posted by 松
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