2008年2月24日(日)
バイオ燃料旅客機 [まじめなお話]
バージンエアが、ロンドンのヒースローからアムステルダムに向けて、
乗客の乗っていない旅客機を飛ばすらしい。
ジェットエンジンを動かすのは今をときめくバイオ燃料、
今回はそのテスト飛行というわけや。
自動車のディーゼル燃料の世界ではかなり普及してきたけど、
飛行機では初めての試みとなるらしい。
もちろん、最近はバイオ燃料っちゅうても手放しで歓迎される訳ではない。
原料が食糧である限り、バイオ燃料の普及は食糧不足や
食品価格の上昇につながると、否定的な意見も多いんや。
ちなみに、バージンエアは原料が何なのか、
明らかにしてへんらしい。
バイオ燃料が長期的に使用可能であるかは別にして、
世界のあちこちでこうした代替燃料の利用についての研究開発が進み、
色んな試みがなされていることは、素直にええことやと思うけどな。
エネルギーは、これから先も人類の大きな問題の一つであり続けるやろね。
中国やインドなどの新興国のエネルギー浪費を批判する声もあるけど、
それは日本や欧米の国々が昔通って来た道でもある。
先進国の連中が率先して文化的な生活を棄てる覚悟もないのに、
彼らに石油を使うな、ちゅうても無理な話や。
結局最後は技術の発達に期待する道しか残ってない。
日本は省エネの技術が進み、世界でも有数のエネルギー効率の高い国。
こうした技術は、もしかしたら人類の未来を救う可能性があるのに、
積極的に何かをしようとする動きはどうも見えてけえへん。
見えんところでは色々とやってるかもしれんけど、
お隣の中国なんかに対して積極的省エネ技術の移転を動かすような
国家プロジェクト大きい動きが出てくることはないんかな。
結構、ええチャンスやと思うねんけどね。
Posted by 松