2008年10月24日(金)
庶民感覚 [まじめなお話]
今日は久しぶりに日本のお話
最近、麻生首相がホテルのバーに連日入り浸ってるという理由で
マスコミの攻撃を受けてるみたいやど、一体何が悪いねんやろ?
もともとお金持ちなんやし、一国の首相がまさかガード下の
飲み屋で一杯やるわけにもいかんと思うねんけどね。
庶民感覚がないというのがその理由らしいけど、
庶民感覚って、一国のリーダーとしての資質の中で
そんなに重要なもんなんかな?
少なくとも、庶民と全く同じ感覚では、
総理大臣は絶対に務まれへんと思うけどね。
太平の世の中やったら、暇つぶしにはちょうどええ話題かも知れんけど
世界中が100年に一度の金融危機に直面してる状況で
今の日本のリーダーは一番何を求められているのか
しっかりとした議論が全くされていない中で、
ホテルのバーの話で盛り上がってるっちゅうのはほんまに情けない。
藁に不思議難は、ホテルで飲むのを慎めとか
庶民感覚をもっとアピールしろとかいう人が出てくること。
大体、最近の首相はみんな二世議員やねんから、
庶民感覚を要求する方が無理でしょう?
ほんまに庶民感覚を持った首相が必要とされるねんやったら、
選挙で自民党に投票せえへんかったらええだけの話。
彼には彼の得意分野があって、そこを評価したったらええのに、
周りがあれこれ注文をつけて人格そのものを変えてしまおうとする、
日本人の悪い癖やね。
どんな人間でも100%完璧ということはないねんから、
何か事を成そうとする時は、足りない部分を周りに助けてもらいながら
自分の得意な部分を伸ばし、目的を達成するのが重要。
そうしたスタッフをそろえることが出来るのかどうかも含めて
政治家の力量、っちゅうもんでしょう。
ホテルのバーの記事を取り上げるタブロイド紙があるのはええねんけど、
こうしたもっと重要なことをしっかりと議論できる
土壌が育っていないのが、日本の一番の問題点と違うかな。
Posted by 松