ホーム 無責任トーク 予想 データ ニュース 相場ひとひねり よそうかい横丁 リンク サイト案内

ちょっといっぷく



3月

2008


            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          


カテゴリーリスト

検索




最近のいっぷく


PHOTO

ATM

ATM

2008年3月24日(月)

元本確保が目標の運用? [まじめなお話]

朝日新聞のニュースサイトを見てたら、
投資信託の苦情・相談が急増してるっちゅう記事が目に付いた。

国民生活センターが集計した全国の相談件数は、
07年度に過去最高の約1,000件に達する見通しらしい。
1,000件が多いんか少ないんかはよう知らんけど、
トラブルの背景にあるんは、相変わらず証券会社の説明不足や
投資家の理解不足みたいやね。

記事では元本確保型の商品や、リスク限定型の投信に対する
注意点を指摘してたけど、要するに、損はせえへんと思って買った商品が、
実際には元本割れを起こしてしもたんがトラブルの背景にあるらしい。

リスク限定型は、ある一定の水準までは元本を保証するっちゅうから、
所謂ノックインと言われてる仕組みの商品みたい。
元本確保型は、サイトによると満期時の元本確保を目標に運用するとあるけど、
いったいどういうもんやねんやろ?言い換えたら、自分らの手数料分だけを
何とか確保するっちゅうのが運用の目的になると思うけどな。

どっちにしても、相変わらず日本人は元本確保に弱いねんね。

リスクとリターンの関係は十分に頭で分かってるはずでも、
目の前に「元本確保」の文字が躍ればそっちに傾いてしまう。

思うに、これは無謬主義、減点主義型の日本社会故の現象なんやろね。

間違いは絶対に犯したらあかん、一つでも失敗したらそれで終り・・・
特に官僚をはじめ、権力層や公共性の強い職業、機関に対して
国民が無謬を求める傾向はめちゃくちゃに強い。
職場でもそう、会社でなんか失敗をやらかした際の反省文は、
今後一切こういうことが起きないよう、誠心誠意努力を重ねて・・・
ちゅうやつが決まり文句になってる。

「今後もこういう失敗は十分にあると予想されるため、その時でも
出来るだけ被害(損失)を少なくするためにこういう対策を立てました」
なんていう極めて論理的なことは、間違っても言うたらあかん。

一生懸命にやっても失敗はしてしまうもんやのに、それを頭から
否定して対策すら立てない精神主義的なものの危うさは
いろんなところで指摘されてるけど、一向に直りそうにない。

まあ、自分みたいに調子にのって失敗ばっかりしてる人間にとっては、
ちょっとくらい厳しい方がええんかもしれんけどね。

資産運用の世界でも、リスクのある市場で運用する限り損失が出るのは
避けられへんのは分かってるくせに、結局は無謬を求めてしまうねんね。
更に悪いことには、なんか危ないなと思ってても、それを誤魔化して
都合のええ方に流されてしまう人が多いんも事実やねんね。
先の苦情にしても、損したこと自体より途中で現実を見せつけられた
ことに対する怒りの方が大きいんとちゃうかな。
「騙すなら最後まで騙して欲しかった」というところや。

1分の遅れもなく時刻表どおりにやってくる日本の電車を見て、
外国から来た人はほとんど例外なく驚くけど、そうした無謬性を
追求し過ぎた結果が大惨事につながったのは記憶に新しい。

運用にしたって、元本確保にこだわればそれだけ運用者の自由度が減って、
結局は満足のいく結果を得ることが出来んばかりか、場合によっては
今回のようにマイナスになってしまうこともあることを
投資家はしっかりと認識しておくべきやね。

ちょっとくらい失敗してもええじゃないですか。
自由にやらせてあげましょうよ。

Posted by 松     

2008年3月19日(水)

パッシブからアクティブへ [いろいろ]

おとといのセントパトリックデーもすごかったけど、
今日はそれに輪を掛けて売り一色で真っ赤っかの日になってしもた。

なんちゅうても、金は一時60ドル以上も値下がり、一日の下げ幅としては
28年ぶりの大きさらしいから、1980年以来っちゅうことになるね。

バーナンキさんは頑張って大幅利下げを続けてるけど、肝心の金融機関が
ヘッジファンドやブローカーへの貸し出しを厳しくして引き締めを図ってるから、
マーケットの流動性がどんどん低下している。
それだけ、目一杯相場を張ってたところが多かったということなんかな。

今のような状況に逆らってもどうすることも出来んし、
ただただ手仕舞い売りの嵐が過ぎ去るのを待つしかない。

問題はその後や。

これまでは猫も杓子も商品市場に資金をつぎ込む、
一大ブームが起こってたわけやけど。
今回で痛い目に遭った人も多いやろし、
ちょっとはそうした熱も冷めるかな。

とはいうても、FEDの金融緩和はまだまだ続きそうやし
余った資金は結局は商品にやってくることになんねんやろね。

お金は持ってるけど、今まではたいに何も考えんと
原油やコーンを買うわけにもいかん。

理想的なんは、ほなもうちょっと相場のことを調べましょか、
という方向に進むこと。
指数ファンドなんかのパッシブ系から、アクティブ系に資金が動いてくれればええ。
最近はショート専門のETFまで出来てるし、直接先物をトレードせんでも
なんか方法はあるやろう。

ここしばらくは需給を細かく分析しても、ほとんど何の役にも立たんかったけど、
これからはもうちょっとファンダメンタルズを反映した相場になって欲しいね。
なんも考えんと買うだけで儲かる相場もええけれども、
やっぱり勉強したなりの成果が出てくれる方が嬉しいもんや。

早くそういう相場が戻ってくることを祈って、
これからも頑張りましょか。

Posted by 松     

過去の記事へ

ページのトップへ ページのトップへ

ケンコーコム


波除稲荷神社

アマゾンJP




最近のコメント

当ウェブサイト上で提供している内容は、信頼に値すると判断した情報を基に作成されていますが、
あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。
投資の決断は、投資家自身の判断に基いて下してください。
先物取引はリスクの高い取引であり、多大な損失をもたらす場合があります。
投資を行う前には 十分な考慮が必要です。

Copyright © 2011-2013   Yosoukai Global Investors, Inc.,  All rights reserved
無断転載、引用は固くお断りします

会社概要サービス広告掲載 プライバシーポリシーお問い合わせ