2007年08月16日(木)
8月フィラデルフィア連銀指数は0.0と前月から低下、市場予想下回る
[経済指標]
フィラデルフィア連邦準備銀行が発表した8月の企業景況感指数は0.0と前月から9.2ポイント低下、今年に入って最低を記録した。市場予想も下回った。新規受注、出荷共に前月から大きく落ちた一方、雇用数は21.2と前月の4.1から大幅に上昇、04年9月以来の水準となっった。支払い価格は15.4と前月から大きく低下した。
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Unica、ブラジル中南部砂糖生産を大幅に下方修正
[砂糖]
サンパウロの砂糖きび生産者協会(Unica)は16日、07/08年度のブラジル中南部砂糖きび生産見通しを4億1,000万トンとするレポートを発表した。7月の多雨で収穫が遅れたことを主な理由に、前回5月の推定より1,000万トン下方修正した。このうち最終的に54.75%がエタノールの生産に割り当てられるという。
中南部の砂糖生産は前年比2.7%減の2,510万トンと推定、5月の2,750万トンから大幅に下方修正した。エタノールの生産は186億リットルと前年の159億リットルから17.0%増加、185億から190億リットルとしていた前回推定の範囲内に収まった。うちフレックス車の燃料に使用される含水アルコールの生産は国内需要の伸びを受け50.5億リットルと前年から24.4%増加、ガソリンの添加物として使用される無水アルコールの生産は米国への輸出が減ったことから5.88%減少、32.3億リットルとなった。
8月1日現在、中南部の砂糖きびは1億8,971万トンの収穫が完了、前年を3.0%上回っている。砂糖とエタノールの生産比率は砂糖が44.7%、エタノールが55.3%。前年同時期の比率は49.7%対50.3%だった。
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輸出成約高:小麦、コーンは予想を大きく上回る、大豆は減少
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)が発表した8月9日までの週の輸出成約高は小麦が118.6万トンと前週から33.1%増加、コーンが今年度、次年度あわせて191.4万トンと43.2%増加した。一方、大豆の輸出成約は両年度あわせて19.3万トンと前週から40.9%減少した。
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7月住宅着工件数は前月比6.05%減、予想を大きく下回る
[経済指標]
7月の新規住宅着工件数は年率換算で138.1万戸と前月から6.05%の大幅減、97年1月以来の水準となった。市場予想も大きく下回った。中西部で前月から2.55%上回ったものの、戸数の多い南部で10.97%減少したのが響いた。一戸建ての着工に限ると、前月比で7.28%と更に落ち込みが激しくなる。
先行指標となる建築許可件数も137.3万戸と前月比で2.83%減少、こちらは96年10月以来の低水準となった。
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ロシア中銀の金および外貨準備高は再び過去最高を更新
[メタル]
ロシア中銀が16日に明らかにした週次データによると、同国の金および外貨準備高は8月10日時点で4,202億ドルと前週から34億ドル増加、再び過去最高を更新した。年初からでは1,172億ドル増加している。
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ストラテジーグレイン、欧州の穀物生産推定を大幅に下方修正
[穀物・大豆]
ストラテジーグレインは16日に発表したレポートで、07/08年度の欧州穀物生産を2億5,700万トンと推定、前月から137万トン大幅に下方修正した。
軟質小麦の生産は1億1,410万トンと前月の1億1,890万トンから480万トン下方修正した。前年比では2.3%の減少となる。欧州西部の大雨で収穫が大幅に遅れたことが見通し引き下げにつながった。
コーンの生産は4,680万トンと前月の5,470万トンから790万トンの大幅下方修正。前年比では12.2%の減少となる。ハンガリー、ルーマニア、ブルガリアなどで7月に深刻な干ばつに見舞われたことが14.4%も見通しが引き下げられた要因。今後欧州の輸入需要が高まることが国際価格の押し上げ要因になる可能性があるという。欧州では遺伝子組み換え種の問題でアルゼンチン産や米国産を買い付けられないため、需要は主にブラジル産のコーンに向かうとみられる。
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2007年08月15日(水)
石油在庫統計:原油とガソリン在庫は予想以上の取り崩し
[エネルギー]
米エネルギー省が発表した石油在庫統計によると、原油在庫は前週から516.7万バレル、ガソリン在庫は105.7万バレルの取り崩しとそれぞれ市場予想を上回るやや強気の結果となった。一方、製油所稼働率は91.83%と前週から0.58ポイント回復している。
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7月鉱工業生産は前月比0.35%上昇、予想を僅かに上回る
[経済指標]
米連邦制度準備理事会(FRB)が発表した7月の鉱工業生産指数は113.86と前月から0.34%上昇、ほぼ市場予想通りの結果となった。製造業や工業の生産は堅調だったものの、公益の生産が2.14%急落、全体を押し下げた。一方、設備稼働率は81.93%と前月から0.16ポイント上昇した。
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6月対米証券投資は前月に続き1,000億ドルを超える流入超
[経済指標]
米財務省が発表した6月の対米証券投資は1,208億9,400万ドルの流入超、前月からはやや減少したものの、2ヶ月連続で1,000億ドルを大きく超える資金流入となった。社債や株式への流入は前月から減ったものの、政府機関を中心に米国長期債の買付けが大きく増加した。
主要国の米国債保有額を見ると、1位の日本、2位の中国共に保有額をやや減らしたものの、英国が前月から13.4%、石油輸出国が0.8%保有額が増加、ブラジルも前月から14.7%保有額を増やしている。
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7月消費者物価指数は前月比0.12%上昇、ほぼ予想通り
[経済指標]
労働省が発表した7月の消費者物価指数は前月比で0.12%上昇、エネルギーと食品を除いたコア部分は0.24%上昇と、ほぼ市場予想通りの結果となった。コアの前年比は2.20%上昇と前月から横ばい。
内訳ではガソリンが1.70%値下がりしたのをはじめ、エネルギー価格が1.01%下落。一方、値上がりが目立ったのは宿泊料金、アパレル、医療、教育費。医療は前年比で4.35%上昇と05年11月以来、宿泊費も前年比で7.29%と06年9月以来の高い伸びを示した。
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8月NY連銀指数は25.06、前月から小幅低下も予想は上回る
[経済指標]
8月のNY連銀製造業景況感指数は25.06と前月から1.40ポイント下がったものの、市場予想を上回る好調な結果となった。新規受注が4.31ポイント低下した一方、週平均労働時間は大きく上昇した。それ以外は大きな変化は特に見当たらなかった。また、6ヵ月後の景況感をみる期待指数は50.40と前月から2.16ポイント上昇、05年8月以来の高水準となっている。
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ウクライナの小麦生産は1,500万トン、農業省
[穀物・大豆]
ウクライナ農業省が15日に明らかにしたデータによると、同国の07年度穀物生産は3,000万トンに達する見通し。うち小麦の生産は1,500万トン、前年からの繰越在庫200万トンを加え、今年度の供給は1,700万トンに上るという。また07/08年度の小麦輸出は500万から600万トンの間になるとの見通しも示した。
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4-6月期の金宝飾需要は前期比で21.15%増加、WGC
[メタル]
ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は15日、4-6月期の世界金需給レポートを発表、4-6期の金需要を前期比12.9%増の943.6トンとした。宝飾需要は696.7トンと前期から21.15%、前年同期比で31.85%大きく増加。価格は前年同期比で約6%値上がりしたものの、変動が落ち着いてきたこともあり消費者が(値上がりを)受け入れるようになったという。
インドでは宝飾および個人の投資需要が過去最高を記録、トルコでは4-6月としてはやはり過去最高、ロシアでも宝飾需要が過去最高を記録した。
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