タンカー調査サービスのオイルムーブメント社が30日に明らかにしたところによると、9月15日までの4週間における OPECの石油輸出量は日量2,421万バレルと8月11日までの4週から58万バレル増加した。先週に続き今年4月以来の高水準を維持している。目先はこれ以上増えることはないとする一方、9月11日の総会以降はその際に決定する生産方針次第になるという。また、OPECの生産量は現在前年より82.5万バレル少なくなっているとの見方も示した。

フィリピンの砂糖規制管理局高官は30日、07/08年度(9月-8月)の粗糖生産は220万-240万トンと前年の223万トンから最大で7.6%増加する見通しを示した。イールドの高い砂糖きびの使用が生産増の一因という。

8月23日までの週の輸出成約高は小麦が123万1,900トンと前週から17.0%増加、コーンが06/07年、07/08年度あわせて160万6,400トンと44.9%増加、どちらも市場予想を上回った。一方大豆の成約は両年度あわせて48万6,600トン、前週から49.2%減少した。

4-6月期の企業収益(在庫評価および資本磨耗分調整前）は1兆9,358億ドルと前期比で6.61%増加した。税引き後の収益は5.91%増だった。ネットのキャッシュフローは1兆2,921億ドルと3.24%増加した。

米商務省が発表した4-6月期GDPは前期比年率で3.95%の成長と、速報値の3.38%から上方修正された。市場予想には届かなかった。

個人消費や企業の設備投資が上方修正されたほか、貿易赤字の縮小がプラスに働いた。一方、住宅投資は下方修正されている。物価指標では個人消費支出価格指数（PCE）のコア部分が、前期比で1.33%上昇に下方修正されているのが目立つ。前年比でもちょうど2.00%の上昇まで落ち着いてきた。

米労働省が発表した8月25日までの週の失業保険新規申請件数は32万4,000件と前週から1,000件減少した。申請件数は市場予想をやや上回った。前週は32万2,000件から3,000件引き上げられている。また申請ベースでの失業率は2.0%と、これまで17週連続で1.9%だったのから引き上げられた。

ロシア中銀が30日に明らかにした週次データによると、同国の金および外貨準備高は8月24日時点で4,138億ドルと前週から9億ドル減少した。年初からでは1,108億ドル増加している。

ベネズエラのラミレス石油相は29日、OPECは来月開かれる定例総会で生産量を据え置くべきとの意向を明らかにした。現時点での石油価格は適正な水準にあり、世界市場にも十分な石油供給があるという。また、OPECが次に何かを決定するまで、これまでに合意された減産割当を遵守するとも述べた。

米エネルギー省情報局（EIA）が29日に明らかにした速報データによると、6月の米エタノール輸入は82万バレルと前月から24%増加した。輸入先はブラジルが48.8万バレルと前月から87%増加、以下ジャマイカが前月比71%増の19.2万バレル、エルサルバドルが33%増の7.3万バレル、トリニダド・トバコが31%減の6.6万バレルと続く。

米エネルギー省が発表した石油在庫統計によると、原油在庫は前週から348.6万バレル、ガソリン在庫は366.7万バレルの取り崩し、それぞれ予想を大きく上回る強気の結果となった。製油所稼働率が1.36ポイント低下した上、原油輸入が日量で99.3万バレル減少、原油、ガソリン双方の大幅減につながった。

国際砂糖機関（ISO）幹部は29日、インドネシアで開かれている国際会議の席でDJのインタビューに答え、インドは今後砂糖の純輸入国から輸出国に急速に転換するとの見通しを示した。国内需給は500万トンの需給調整用の在庫を積み上げてもなお、大幅な供給過剰状態にあり、06/07年度(10月-9 月)末の国内在庫は昨年の1,920万トンから2,800万トン以上に膨れ上がるという。07/08年度の砂糖生産は06/07年度推定の2,800万トンから3,300万トンに、輸出は130万トンから360万トンに増加するとの見通しも示した。