2007年08月16日(木)
Unica、ブラジル中南部砂糖生産を大幅に下方修正
[砂糖]
サンパウロの砂糖きび生産者協会(Unica)は16日、07/08年度のブラジル中南部砂糖きび生産見通しを4億1,000万トンとするレポートを発表した。7月の多雨で収穫が遅れたことを主な理由に、前回5月の推定より1,000万トン下方修正した。このうち最終的に54.75%がエタノールの生産に割り当てられるという。
中南部の砂糖生産は前年比2.7%減の2,510万トンと推定、5月の2,750万トンから大幅に下方修正した。エタノールの生産は186億リットルと前年の159億リットルから17.0%増加、185億から190億リットルとしていた前回推定の範囲内に収まった。うちフレックス車の燃料に使用される含水アルコールの生産は国内需要の伸びを受け50.5億リットルと前年から24.4%増加、ガソリンの添加物として使用される無水アルコールの生産は米国への輸出が減ったことから5.88%減少、32.3億リットルとなった。
8月1日現在、中南部の砂糖きびは1億8,971万トンの収穫が完了、前年を3.0%上回っている。砂糖とエタノールの生産比率は砂糖が44.7%、エタノールが55.3%。前年同時期の比率は49.7%対50.3%だった。
Posted by 松