米エネルギー省情報局が発表した石油在庫統計によると、原油在庫は前週から196.9万バレル、ガソリンは143.1万バレルそれぞれ増加、製油所稼働率も91.10%と1.60ポイント回復した。原油在庫は稼働率上昇にもかかわらず、好調な輸入などを背景に積み増しされた。

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伊石油大手Eni関係者は22日遅く、ナイジェリアの子会社アジップが運営するブラスリバー輸出ターミナルの生産を引き上げることを明らかにした。ダウジョーンズのインタビューに答えた。今月初めに職員が誘拐されて以降も生産は完全に停止することはなかったという。現在の最大の懸案事項は、職員の解放をどのように実現するかだとも述べた｡地元の新聞では、犯行グループは5億ナイラ(395万ドル)の身代金を要求していると伝えている。

米モーゲージ・バンカーズ協会（MBA)が発表した18日までの週の住宅ローン申請件数は前週から1.58%上昇、3月9日以来の高さとなった。

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UAE中銀のアル・スワイディ総裁派22日、ダウジョーンズ社のインタビューに答え、自国通貨ディルハムの米ドル連動を今後も維持していく意向を示した。これは前日にクウェートがディナールの米ドル連動を廃止、バスケット価格に移行する意向を示したことを受けての発言。UAEの物価上昇は不動産など国内要因によるものとし、輸入品価格が影響しているわけではないのでドルペッグ制の廃止がインフレ沈静化につながることはないという。

OPECのアル・ハミリ議長は21日、訪問先の韓国でダウジョーンズ社のインタビューに答え、現在の価格高騰は米国の製油所トラブルとガソリン供給不足によるもので、市場で原油供給が不足しているわけではないとの考えを示した。

これは韓悳洙首相との会談を前にした会見で、ナイジェリアで生産が停止しているにもかかわらず、現時点でOPECの石油供給は十分にあると強調。ナイジェリア問題は価格上昇の大きな圧力となっているのは事実だが、価格はOPECで制御できる範囲を超えているとした。

一方、UAEの石油相でもあるハミリ氏は、UAEが韓国国内に石油を備蓄し、緊急時に優先的に供給を行う契約についても話し合う予定で、最終的な合意形成に意欲を示した。

米エネルギー省のカルーソ局長は21日、米国のガソリン価格はまだ高値をつけておらず、製油所問題や輸出の低迷により記録的な価格高騰は少なくとも6月まで続くとの見通しを示した。ナイジェリアでは現在ガソリンの輸入を余儀なくされており、情勢不安は原油(軽質油)だけでなく、世界の石油製品市場にも影響を与えているとした。

EIAが21日午後に発表した国内ガソリン平均価格は1ガロン321.8と前週より11.5セント上昇、2週連続で過去最高値を更新している。ナイジェリア問題は引き続き原油価格、最終的にはガソリン価格に影響を与え続けるが、もし事がうまく運べば6月には改善が見られるだろうとの見通しを示した。