国際砂糖機関（ISO）は15日に発表した四半期レポートで、06/07年度の世界市場を910万トンの供給過剰と推定した。720万トンとした2月のレポートから190万トンの上方修正となる。ISOは前日に発表した月報で約900万トンとの推定を出していた。

生産は1億6,262.1万バレルと前回から241.8万トンの上方修正、前年比では6.5%の増加となる。一方消費は前年比2.4%増の1億5,350.6万トンにとどまる見通し。

ロイヤルダッチシェルは15日、今月10日から始まったナイジェリアの地元勢力による反対運動で石油パイプラインのハブ施設が占拠され、代表油種であるボニーライトを中心に現時点で日量17万バレルの生産が停止していることを明らかにした。

ナイジェリアではこの他、西部の原油流出事故に抗議している若者を中心としたグループがシェブロンの施設を占拠した。この施設では日量6,000バレルの生産を行っていたが、周辺の治安悪化を理由に既に稼動は停止していた模様。

本日明らかになった分を加え、同国では日量90万バレル近い生産が停止していると見られる。

全米住宅建設業協会（NAHB）が発表した5月の住宅市場指数は30と前月から3ポイント低下、昨年9月と並ぶ低水準となった。一戸建て指数は31と91年2月以来の水準まで落ち込んでいる。

詳細はこちら

UAE中銀のアル・スワイディ総裁は15日、ドバイで開かれた会議インタビューに答え、同国は今後も外貨準備の97%をドルで保有する意向意を示した。残りの3%はユーロで保有する。UAEの輸入のうち70%はドルまたはドル連動通貨建てで行われており、同国のディルハムもドルに連動させることで上手く機能しているとの見方を示した。一方、最近のユーロ高により欧州からの輸入には影響が出ているとも付け加えた。

ロシアの糖商大手ザニコウ社は15日に発表したレポートで、06/07年度の世界砂糖市場を690万トンの供給過剰と推定した。2月に590万トンとしていたのから100万トン引き上げた。また、価格下落により農家が生産を削減するまでに時間が掛かるため、07/08年度も引き続き供給過剰が続くとしている。

世界生産は9.7%1億6,270万トンと過去最高を更新、前年比では9.7%増加する。前回推定からも140万トン引き上げた。一方消費は前年比2.7%増の1億5,480万トンにとどまる。この他、流通過程における消失分として100万トンを見積もっている。

サウジ国営のサウジアラムコは15日、同国東部で新たに2つの油田を発見したことを明らかにした。発見された油田は世界最大のガワール油田の南に位置し、試掘でそれぞれ日量5,600バレル、5,569バレルの重質油を産出、同時に200万立方フィート、820万立方フィートの天然ガスも生産されているという。

米財務省が発表した3月の対米証券投資は675億8,700万ドルの流入超となった。前月の580億9,100万ドルからはネット流入額が増加したものの、市場予想には届かなかった。

詳細はこちら

米労働省が発表した4月の消費者物価指数（CPI)は前月比で0.42%上昇と、市場予想をやや下回る結果となった。エネルギーと食品を除いたコア指数は0.18%の上昇と、こちらはほぼ予想通り。

詳細はこちら

NY連銀が発表した5月の製造業景況感指数(エンパイア・インデックス）は8.03と前月の3.80から回復した。市場予想はやや下回った。新規受注、出荷、雇用数はそれぞれ上昇、一方支払い価格は低下している。

詳細はこちら

石油輸出国機構（OPEC)は15日に発表した月報で07年度の世界石油需要は日量8,543万バレルと推定、前月から1万バレル引き下げた。OPECの4月産油量は日量3,013.7万バレルと前月から9.7万バレル増加した。

詳細はこちら

アルジェリアのヘリル石油相は14日、ワシントンDCで開かれた会議の席でインタビューに答え、ナイジェリアの情勢悪化による生産減少にもかかわらず、世界の原油供給は良好との認識を示した。ナイジェリアでは現在生産が減少しているが、供給全体に影響は及ぼしていないと分析、世界市場は需給バランスが取れているとした。

米エネルギー省情報局（EIA）のカルーソ局長は14日、ナイジェリアの生産停止による需給逼迫を懸念、OPECは9月の定例総会までに生産量を引き上げるべきとの考えを示した。ワシントンDCで開かれたエネルギー会議でインタビューに答えた。また、ガソリン需給はナイジェリア問題で更に逼迫、全米の平均小売価格は史上最高値を更新するとの見通しも示した。

USDAが発表した10日までの週の輸出検証高は、小麦が前週から23.7%、コーンが8.2%それぞれ増加したのに対し、大豆は33.7%減少、市場予想にも届かない低調な結果に終わった。

詳細はこちら

国際砂糖協会（ISO）は14日に発表した月報で、市場は06/07年度、そして07/08年度の供給過剰を十分に織り込んでおらず、ブラジルの収穫がピークを迎えるにあたり下落圧力は更に高まるとの見通しを示した。06/07年度の供給過剰は約900万トンと、2月の720万トン、4月の850-900万トンから引き上げた。

全米油種加工業組合（NOPA)が発表した4月の大豆圧搾高は1億3,872万ブッシェルと市場予想平均をやや下回った。前月比では6.26%減少したものの、前年比では6.08%増加した。

詳細はこちら

関係者の話によると、サウジアラムコは6月のアジア向け石油出荷量を契約量から10%削減する旨を顧客に対し通達した。5月の水準からほぼ据え置きとなる。ただ、これまでは重質油中心に削減していたのから、軽質油に削減の対象を移す動きが見られたという。また、欧州向けの出荷量も5月から据え置きとなる模様。

石油輸出国機構（OPEC）の高官は13日、ダウジョーンズのインタビューに答え、現在の石油市場や価格は満足できる状況にあり、9月の定例総会までに緊急総会を開く予定はないことを明らかにした。ガソリン価格の高騰は米国内の製油所の問題で、誰も価格上昇を望んでいるわけではないが、OPECに出来ることはないという。我々は夏のドライブシーズンが来るたび、更なる製油所の建設が必要だと毎年のように言い続けている、(米)政府は建設に対する規制とガソリンの成分規制を緩和するべきだとした。