米エネルギー省情報局（EIA)は10日に発表した短期アウトルックで、2007年度の世界需要見通しを日量8,610万バレルと推定、前月から51万バレル引き下げた。WTI原油価格見通しは1バレル63.90ドルと前月から1.66ドル引き上げている。

詳細はこちら

米農務省（USDA)は10日に発表した需給報告で、小麦の06/07年度期末在庫を前月から5,000万ブッシェル引き下げた。飼料や輸出など、需要面の引き上げが主な要因。コーンの在庫は飼料需要の減少により1億2,500万ブッシェルの上方修正。大豆の在庫は2,000万ブッシェル引き上げられた。

詳細はこちら

中国税関総局が10日に発表した速報データによると、同国の3月原油輸入は1,386万トン(日量327.7万バレル)と前年比で8.9%増加した。戦略備蓄の積み増し需要が輸入増の一因となっている可能性がある。石油製品輸入は292万トン、前年との比較は明らかになっていない。

農務省が発表したクロップレポートによると、8日現在の冬小麦作柄はからやや良の割合が64%と前週の71%から低下した。冬小麦の生産地では季節外れの寒波に見舞われており、作柄の更なる悪化が懸念されている。

詳細はこちら

農務省が発表した5日までの週の輸出検証高は小麦とコーンが前週から20%以上減少する一方、大豆は前週の倍以上に増加した。

詳細はこちら

ブラジル油種加工業協会（Abiove）は9日、同国の07/08年度大豆輸出が2,660万トンに上るとの最新推定を発表した。前月から30万トンの上方修正となる。大豆生産は5,890万トン、先月21日の推定からやはり30万トン引き上げられた。

ブラジル地理統計局（IBGE）は9日、同国の07/08年度コーヒー生産が3,751.6万袋に達するとの推定を発表した。前月から199万袋の引き上げ、昨年12月に農務省食糧供給公社（CONAB）が発表した公式生産推定3,107万-3,234万袋を大きく上回る。ブラジルではここまで適度な雨に恵まれ、全体的にコーヒーの生育は順調だった。CONABの次回推定は20日に発表される予定。

OPECのアル・ハミリ議長は9日、天然ガス輸出国会議出席のため訪問中のカタールでインタビューに答え、価格高騰を受けOPECが緊急総会を開くことはないとの見方を示した。市場には十分な供給があり、9月に予定されている定例総会まで協議する必要はないという。

イランのハマネ石油相は9日、天然ガス輸出国会議出席のため訪問中のカタールでインタビューに答え、ホルムズ海峡を閉鎖する計画などないことを明らかにした。消費国が求めるなら生産国はいつで(石油)供給を行うとした上で、そうした懸念が市場にあること自体が理解できないと述べた。ホルムズ海峡はペルシャ湾の入り口にある海上交通の要所、幅は狭いところで34kmしかなく、イランがその気になればいつでも閉鎖が出来るとされている。万一閉鎖されれば、湾の奥にあるサウジの東側、クウェート、イラク、UAEなどの石油輸出が停止することになる。