2007年06月28日(木)
FOMC、FF金利誘導目標を5.25%で据え置き
[金融・経済]
米連邦公開市場委員会(FOMC)は28日、短期金利の指標となるFF金利誘導目標を年5.25%で据え置くことを明らかにした。声明文では景気判断ではかなり楽観的となる一方、中長期的なインフレの進行については警戒感を強めており、予想よりややタカ派的な内容になったといえよう。目先の方針については前回から変更されていない。
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需給調整用備蓄の更なる積み増しも、インド食糧長官
[砂糖]
インドのクマール食糧長官は27日、ダウジョーンズのインタビューに答え、この先追加の輸出奨励策を行う計画がないことを明らかにした。同国は既に港までの運送コストに対し1トンあたり1,350ルピー(内陸部は1,450ルピー)の資金補助を行っており、業者にこれ以上補助を要求する正当な理由はないとした。業界からは、粗糖の輸出に対して追加の補助政策の制定を求める声が上がっている。
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IGC月報:小麦の世界生産を700万トン下方修正
[穀物・大豆]
国際穀物理事会(IGC)は28日に発表した月報で、07/08年度の小麦生産を6億1,400万トンと前月から700万トン大幅に下方修正した。ウクライナやロシア南部、東欧の干ばつによる生産減が主な要因。また、カナダの春小麦作付の減少や米産硬質小麦の品質低下が製粉小麦の供給不安につながる可能性があるとしている。
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07/08年 | 小麦 | 修正 | コーン | 修正 | |
生産 | 614 | ↓ 7 | 750 | ↓ 1 | |
輸出入 | 107 | ↓ 2 | 85 | ↑ 1 | |
消費 | 619 | ↓ 5 | 762 | ↑ 1 | |
在庫 | 111 | ↓ 4 | 86 | ↑ 1 | |
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輸出成約:小麦は市場予想以上に増加、大豆は減少
[穀物・大豆]
米農務省が発表した21日までの週の輸出成約高は、小麦が前週から15.1%増加、予想を上回る一方でコーンと大豆は市場予想範囲内に収まった。コーンは前週からほぼ変わらず、大豆は36.6%減少した。
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6月21日 | 今年度 | 次年度 | 合計 | 前週比 | 市場予想 | |
小麦 | 622.8 | 0.0 | 622.8 | ↑ 15.1% | 200.0 〜500.0 | |
コーン | 762.8 | 226.1 | 988.9 | ↑ 0.1% | 550.0 〜1100.0 | |
大豆 | 239.8 | 8.1 | 247.9 | ↓36.6% | 100.0 〜450.0 | |
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失業保険申請件数は1.3万件減少、予想下回る
[経済指標]
米労働省が発表した6月23日までの週の失業保険新規申請件数は前週より1万3,000件減少、市場予想も下回った。
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6月23日 | 前週比 | 6月16日 | 市場予想 | ||
新規申請件数 | 313.00 | ↓ 13.00 | 326.00 | 315.00 | |
4週平均 | 316.00 | ↑ 1.00 | 315.00 | ||
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1-3月期GDP確定値は小幅上方修正にとどまる
[経済指標]
米商務省が発表した1-3月期のGDP確定値は前期比年率で0.69%の成長となった。改定値の0.65%からは小幅上方修正されたものの、市場予想を下回った。GDPの伸びは02年10-12月期以来の低さ。
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07年1Q | 改定値 | 06年4Q | 市場予想 | ||
実質国内総生産 | ↑ 0.69% | ↑ 0.65% | ↑ 2.45% | ↑ 0.8% | |
個人消費 | ↑ 4.20% | ↑ 4.37% | ↑ 4.24% | ||
国内投資 | ↓9.56% | ↓9.33% | ↓15.17% | ||
物価指標 | |||||
>GDPデフレーター | ↑ 4.17% | ↑ 4.00% | ↑ 1.67% | ↑ 4.0% | |
>個人消費支出(PCE) | ↑ 3.49% | ↑ 3.33% | ↓0.95% | ||
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2007年06月27日(水)
ロシア、来年の粗糖輸入関税引き上げ決定を見送り
[砂糖]
ロシア経済開発省は27日、砂糖の輸出関税引き上げの決定を延期する向けを明らかにした。同省は前日、来年の1月から5月の期間だけ輸入関税を現在の1トン140ドルから250ドルに引き上げる法案が承認されるとの見通しを示していた。
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米石油企業撤退でベネズエラの産油量は減少、米エネルギー長官
[エネルギー]
ボドマン米エネルギー長官は27日、米石油企業のエクソンモービルとコノコフィリップスがベネズエラのオリノコ河流域重質油プロジェクトに関する同国政府の契約内容変更要求を拒否しプロジェクトから撤退した件について、問題は極めて深刻で、訴訟に発展する可能性があるとの見方を示した。
また、2社が撤退したプロジェクトの生産量は今後徐々に減少していくと、米国への石油供給に対する懸念を表明、両者がビジネス関係を元通りに修復することを期待するとした。
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石油在庫統計:ガソリン在庫は8週ぶりに前週から減少
[エネルギー]
米エネルギー省が発表した在庫統計によると、22日現在のガソリン在庫は前週から74.9万バレル減少した。ガソリン在庫が減少したのは8週ぶり。一方原油在庫は146.2万バレル増加、製油所稼働率も1.83ポイントと大きく回復した。
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6月22日現在 | EIA発表 | 前週比 |
原油在庫 | 350891 | ↑ 1562 |
ガソリン在庫 | 202582 | ↓ 749 |
留出油在庫 | 120448 | ↓ 2275 |
製油所稼働率 | 89.43% | ↑ 1.83 |
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5月耐久財受注は前月比2.78%減、市場予想を大きく下回る
[経済指標]
米国勢調査局が発表した5月の耐久財受注は前月比で2.78%減少、市場予想も下回った。民間航空機の受注が前月比で22.67%と大幅に落ち込み、全体を押し下げた。
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07年5月 | 前月比 | 07年4月 | 市場予想 | ||
耐久財受注 | 213017 | ↓2.78% | ↑ 1.11% | ↓1.0% | |
>運輸除く(ex-Trans) | 150618 | ↓1.02% | ↑ 2.45% | ||
>防衛除く(ex-Defence) | 203496 | ↓3.19% | ↑ 1.20% | ||
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