ミシガン大が発表した7月の消費者指数は92.4と前月から7.1ポイント大幅に上昇、今年1月以来の高水準となった。現状指数は105.7、6ヵ月後の景気を占う期待指数は83.9と、こちらもそれぞれ大きく回復した。

インフレ予測は1年後が3.3と前月から0.1ポイント低下したものの、5年後の指数は3.1と0.2ポイント上昇している。

国際コーヒー機関（ICO）は13日に発表したレポートで、07/08年度の世界コーヒー生産を1億1,200万袋と推定した。6月から据え置きとなる。前年の1億2,160万袋から7.9%の減少となる。一方、2007年の需要は1億2,000万袋と前年比で1.0%増加すると推定、07年度は需要が供給を上回る計算となる。

需要は2002年から06年にかけて年に1.42%増加しているという。また、ロブスタ種の価格高騰は品質の低下と米国を中心にブレンドコーヒーに使用するための需要が大きく伸びていることが要因としている。

米国勢調査局が発表した6月の小売売上高は前月比で0.89%減少、05年8月以来の大幅は下げとなった。自動車を除くex-Autoは0.36%の減少、更に建設資材・造園とガソリンスタンドの売上を除いたコアは0.01%増加した。

国際エネルギー機関（IEA）は13日に発表した月報で、今回が初めてとなる2008年度の需要見通しを前年比2.5%増の日量8,820万バレルとした。中国や中東諸国の伸びの他、欧米で平年より厳しい冬になるとの見方が見通しを押し上げた。一方、非OPEC諸国の生産見通しについては、これまで楽観的過ぎたことを認め、大幅に下方修正した。

ロシア経済開発省高官は13日、来年1月からの実施を予定している粗糖輸入関税の季節限定引き上げの最終承認判断を先送りしたことを明らかにした。前日までに開かれた会議での調整がうまくつかなかったという。経済開発省は、粗糖輸入がピークを迎える来年1月から5月までの間、粗糖に掛かる関税を現在の1トン140ドルから250ドルに引き上げることを計画、政府内での調整を進めていた。

米農務省が発表した需給報告によると、07/08年度の米国内期末在庫は小麦が輸出見通しの引き上げなどにより下方修正された一方、コーンは予想を大きく上回る引き上げとなった。大豆は作付の減少から在庫は大きく引き下げられたものの、市場予想は上回った。

米農務省が発表した7月5日までの週の輸出成約高は、小麦とコーンが前週から大きく増加、予想を上回ったのに対し、大豆は予想を大きく下回る低調な結果に終わった。

米商務省が発表した5月の貿易収支は600億3,600万ドルの赤字と前月から2.34%赤字幅が拡大、市場予想も僅かに上回った。輸出、輸入共に前月から25以上伸びて過去最高を記録している。

輸入では原油高を反映して石油および石油製品が6.24%増加、輸出では資本財が5.54%増えたのが目立った。

ロシア中銀が12日に明らかにした週次データによると、同国の金および外貨準備高は6日時点で4,084億ドルと前週から24億ドル増加、過去最高を記録した。

中国国家統計局は12日、2006年の同国エネルギー消費はGDP比で1.33%だったことを明らかにした。今年初めに示していた1.23%との見通しから上方修正した。政府が示している4%のエネルギー消費削減目標も全く達成されておらず、今後政府は石油製品価格の引き上げを含む消費抑制策を打ち出す可能性もある。