2007年07月18日(水)
インフレに対し引き続き強い警戒感が必要、FRB議長証言
[要人発言]
連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は18日、米下院金融サービス委員会で年2回の議会証言を行った。2007年度の経済成長は2.25- 2.50%と前回2月のレポートより0.25ポイント引き下げた一方、08年度の成長予想や失業率、インフレ見通しは前回から据え置いた。
全体的なインフレについて、現時点では満足していないと発言、インフレに対しては引き続き強い警戒感を持つ必要があるとした。住宅市場の落ち込みについては、今のところ他市場への波及は見られていないとしながらも、過剰在庫の問題を抱えていることから、リスクは残ると指摘した。
またサブプライムローンの悪化が急速に進んでいることも指摘した。消費者保護強化の観点から、住宅ローン貸し出しに関する新規制案を提出する意向を示している。もっともFEDが積極的に問題解決のための救済措置に乗り出すことはないとの見方も示している
Posted by 松