2007年04月03日(火)
今年度のハリケーン活動は活発、コロラド州立大
[エネルギー]
コロラド州立大のグレイ教授の研究チームは3日、ハリケーンに関する最新レポートを発表、2004年や2005年ほどではないにせよ、ハリケーンの活動は非常に活発になるとの見通しを示した。今年度のハリケーン発生数は9個と予想、前回12月の7個から引き上げた。うちカテゴリー3以上の大型ハリケーンの発生数は5個と、こちらも前回の3個から引き上げている。
大型ハリケーンが米国に上陸する可能性は74%、メキシコ湾岸に上陸する可能性は49%と、それぞれ過去の平均52%、30%を上回る。1950年から2000年までのハリケーン平均発生数は5.9個、うち大型のものは2.3個。昨年はそれぞれ5個と2個だったが、米国に上陸したものはなかった。
前回から発生数を引き上げた理由として、エルニーニョ現象がここ数ヶ月で急速に衰えたことなどを挙げ、更にこの先のハリケーンシーズンには小規模から中規模のラ・ニーニャ現象が見られる可能性を指摘した。ラ・ニーニャが発達する年はハリケーンの活動が活発になるとされる。
今回推定 | 前回(12/8)推定 | 1950-2000年平均 | |
熱帯性暴風雨(名前が付くもの) | 17 | 14 | 9.6 |
ハリケーン | 9 | 7 | 5.9 |
大型ハリケーン(カテゴリー3以上) | 5 | 3 | 2.3 |
Posted by 松