2007年04月27日(金)
米大手銀がプラチナETF上場を計画、インパラ・プラチナム
[メタル]
プラチナ生産大手インパラ・プラチナムのマーケティング担当幹部は、米大手銀がプラチナETFの上場を計画していることを明らかにした。鉱物関連情報のMiningmx.comが伝えた。今週、上場について同銀から打診があった模様。ETFの規模は欧州で先に発表された2つのETFより遥かに大きいものとなり、プラチナ価格は1トロイオンス1,500ドルまで上昇する可能性があるとの見通しを示した。
ロンドンに上場されたETFセキュリティーズ社のETFは初年度に7万オンスの現物需要が見込まれ、来月スイスで上場されるチューリッヒ・カントナルバンク(ZKB)も同程度の需要が生じると予想される。この程度なら市場への影響も限定的なものとなるが、もし米国で上場されファンドが投資を決定した場合、需要は50万オンスに達する可能性があるという。
また、生産一位のアングロプラチナ同様にETFに対して現物供給を行わないとしている点については、単純に供給するだけの量を持っていないためとし、市場で噂されているようなヘッジポジションを持っている訳ではないとした。市場では生産者がETF上場に否定的なのは、彼らの持つヘッジポジションに多くの損失が出るためとの見方がある。
Posted by 松