2007年05月11日(金)
エネルギー省、SPR積み増しによる採掘権料支払契約を承認
[エネルギー]
米エネルギー省はロイヤルダッチシェル子会社のシェルトレーディングに対し、ロイヤルティー・イン・カインドプログラムと呼ばれる戦略備蓄(SPR)への積み増しによって油田の採掘権料を支払う契約を承認したことを明らかにした。
8月から日量5万バレルの原油をルイジアナ州ウェストハックベリーとテキサス州ブライアン・マウンドの備蓄施設に積み増しする。積み増し量は合計で870万バレルに上るという。エネルギー省は2008年末までに現在6億8,900万バレルある戦略備蓄を施設の容量一杯の7億2,700万バレルまで積み増す計画を立てている。ロイヤルティー・イン・カインドプログラムによる積み増しは、2008年には日量9万バレルまで増える予定。
また同省はこれとは別に、市場から直接買い付ける方式でハリケーンカトリーナによる供給不足解消のため市場に売却した分の埋め合わせを計画している。しかし、今月予定されていた買い付け競売は、価格が高すぎるとして夏のドライブシーズンが終了するまで延期された。
Posted by 松