2007年06月15日(金)
ナイジェリア裁判所、地元勢力のリーダー保釈を決定
[エネルギー]
ナイジェリアの下級裁判所は14日、05年11月に国家反逆罪などで逮捕されていた南部油田地帯の地元勢力リーダー、ドクボ・アサリ氏の保釈を決定した。
先月末に就任したヤルアデュア新大統領は、多発する南部油田地帯における地元勢力の攻撃の大きな目的となっているアサリ氏の釈放に積極的に取り組んだ。8日には最高裁判所が(罪状が)重すぎるとして保釈を却下したものの、今回は一転して健康上の問題を理由に認められた
これを受け地元武装勢力の一つ共同革命評議会は15日、今後石油施設への攻撃を中止することを表明。有力武装勢力のニジェールデルタ解放運動(MEND)からはいまのところ声明は出ていないが、今月2日に新大統領による融和政策に期待すると一ヶ月間の停戦を宣言していることから、施設への攻撃は沈静化するものと思われる。
Posted by 松