2010年01月05日(火)
11月住宅販売ペンディング指数16.01%低下、予想以上の下げ
[経済指標]
全米不動産協会(NAR)が発表した2009年11月の住宅販売ペンディング指数は前月比16.01%低下した。1月以来、10ヶ月ぶりのマイナス転落であり、また市場が予想していた以上の下げである。この結果、指数は96.0と5ヶ月ぶりの低水準となった。
全ての市場で前月割れであり、北東部25.75%、中西部が25.66%とそれぞれ2割を超える落ち込みだった。南部は15.03%ダウンで、西部だけが 2.73%と限定的なマイナス。住宅販売ペンディング指数は一年前と比較すると15.47%上がった。全市場で前年同月を上回り、伸び率は西部の 21.42%が最高だ。北部等と南部が揃って15%近く上がり、中西部が9.22%のプラス。
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2010年01月04日(月)
12月ISM製造業指数は55.9に上昇、予想も上回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、2009年12月の製造業景況感指数は55.9となった。前月の53.6から上昇。この結果、5ヶ月連続して好不調の分岐点である50を超えての推移となり、しかも12月は2006年4月以来の高水準だ。市場予想も上回った。
18 ある産業のうち12月にビジネス拡大を報告したのはアパレル・皮革、石油関連、コンピューター機器など9で、前月より3つ少ない。不調だった産業が7つ。指数がISMも製造業回復が続いていると評価する一方で、なお情勢の厳しい製造業があることを認識している。
新規受注が前月の60.3から65.5に上がった。これは2004年12月以来、ちょうど5年ぶりの高水準だ。生産は61.8で、前月の59.9を上回った。ISMは受注や生産改善について、在庫調整が進んだ結果と分析。顧客の在庫水準の評価をベースにした指数が前月から2ポイント下がって35となり、 1997年1月に算出が始まってから最低を記録したのを指摘している。
雇用が52.0となった。3ヶ月連続して50台で推移。また、前月の50.8よりアップである。在庫は41.3から43.4に上昇。一方、受注残は2ポイント下がって50.0と7月以来で横ばいを意味する水準となった。輸出は前月より1.5ポイント低い54.5で、これも7月以来の低水準である。価格指数は61.5だった。前月の55.0から上がり、2ヶ月ぶりに60を超えた。
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11月建設支出は前月比0.61%減少、予想以上の落ち込み
[経済指標]
米商務省によると、2009年11月の建設支出は前月比0.61%減少した。予想以上に落ち込んだ。また、9-10月のデータ修正により10月の前月比が速報で0.04%増だったのから0.53%減に改定。この結果、支出は11月まで7ヶ月連続ダウンとなる。
11 月の住宅建設支出は前月から1.56%減った。10月に4.55%増(修正値)だったのからマイナス転落。商業建設では0.22%、7ヶ月連続減少。ただし、前月の2.48%(同)より減少ペースは鈍い。16ある項目のうち9項目が前月を下回り、高速道路、医療関連、娯楽の減少が特に大きい。反面、水源が 1割近く伸び、下水道や宗教の増加も目立つ。
民間部門は0.73%減少した。住宅が1.65%、商業施設は0.03%それぞれ前月よりダウン。公共部門は前月を0.38%下回った。住宅が1.24%増えた一方、商業用が0.43%のマイナス。
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