2010年01月28日(木)
アルゼンチン大豆生産過去最高に、コーン生産見通し引き上げ
[穀物・大豆]
アルゼンチンのブエノスアイレス取引所は28日付け作柄報告で、作付完了間近の2009/10年度大豆生産が5100万トンになるとの見方を示した。前年度の3200万トンから増え、2006/07年度に記録した過去最高4880万トンを上回るのをみている格好だ。作柄は良好と評価している。一部では高温と乾燥に見舞われている地域もあるが、週末の大雨予報も指摘した。
2009/10年度コーンの生育も順調と伝え、さらに生産見通しを40万トン引き上げて1840万トンに改定した。
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2010年ブラジルコーヒー消費、5%増加見通し
[コーヒー]
ブラジルコーヒー産業協会(ABIC)幹部は28日に米通信社ダウ・ジョーンズとのインタビューで、2010年の国内コーヒー消費を前年比5%増えて1940万袋になると見通していることを示した。ブラジル経済の改善が消費拡大につながる見方という。2009年は4%増で、5年平均の伸び率4-5%のレンジ下限。これは景気停滞の影響によるが、ABICは2010年に増加ペースが速まるのを見込んでいる格好となる。
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メキシコ砂糖生産、3回目の下方修正で前年割れ見通しにシフト
[砂糖]
メキシコ砂糖きび農家組合によると、2009/10年度砂糖生産は前年比3.2%減の480万1992トンの見通しとなっている。3回目の下方修正であり、またこのたびの引き下げにより従来は増加の見方だったのから前年割れをみるのにシフトした。収穫スタートが遅れ、またイールド低下も要因という。
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失業保険申請件数は前週から8,000件減少、予想は上回る
[経済指標]
米労働省が発表した1月23日までの週の失業保険新規申請件数は47万件となった。前週比8000件減少で、4週間ぶりのマイナス転落である。しかし、市場予想は上回った。なお、前週の申請件数が速報の48万2000件から47万8000件に下方修正。9日までの週の申請件数は44万4000件に改定で、これは従来推定の44万6000件より少ない。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は23日時点で45万6250件だった。前週の44万6750件(修正値)から2週続けてアップ。昨年12月26日までの週以来の高水準になった。
失業保険の継続受給件数は16日時点で460万2000件となった。前週から5万7000件減って、2009年1月10日以来の低水準だ。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。
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メキシコ、異常気象からコーンとコーヒー収穫に被害・農家代表
[穀物・大豆]
メキシコの全国農家連合(CNC)は27日付けレポートで、異常気象から国内のコーンとコーヒー収穫被害がひどいとの見解を示した。エルニーニョ現象に伴ってほとんどの生産地で影響が出ているという。2009/10年度コーンは干ばつに見舞われ、一部コーヒーに降霜の影響が及んでいると指摘。具体的な被害規模は不明だが、地元ではすでにダメージを先取りした価格上昇が始まっているとコメントした。
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2010年01月27日(水)
FOMC、賛成多数でFF金利誘導目標0-0.25%維持を決定
[金融・経済]
米連邦公開市場委員会(FOMC)は27日、短期金利の指標となるフェデラルファンド(FF)金利誘導目標について年 0-0.25%のレンジを維持すると発表した。目先例外的に低い金利環境が続くとの見通しも従来から変更はなかった。
本日の決定はホーニグ・カンザス・シティ連銀総裁の反対を除いて全員賛成だった。ホーニグ総裁は経済情勢と金融市場ともに改善し、超低金利政策の長期継続を保証する必要がないとの見解であるという。
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12月の新築住宅販売は前月比で7.57%減少、予想も下回る
[経済指標]
米商務省によると、2009年12月の新築一戸建て住宅販売は年率で34万2000戸だった。前月比7.57%、2ヶ月連続の減少である。この結果、販売は3月以来の低水準となり、市場予想も下回った。なお、11月の販売が速報の35万5000戸から37万戸に上方修正。このほか、10月の販売が40万 8000戸、9月分は39万1000戸とそれぞれ従来推定の40万戸、39万3000戸から改定となった。
市場別の販売はまちまちだった。減少したのは中西部の41.10%と南部7.29%。両市場の販売件数は4月以来の低水準となった。一方、北東部では42.86%増え、こちらは7月以来の高水準。西部の販売が5.19%のプラスだった。前年比較の販売は北東部で33.33%増えただけで、ほかの3市場はダウン。全国あわせて一年前から8.56%落ちた。
住宅ストックは23万1000戸と、1971年4月以来の低水準を更新した。前月比1.70%ダウンで、2007年 5月から減少を続けている。ただ、販売がより大きく落ち込んだことから、ストックは前月時点で7.6ヶ月分(修正値)だったのに対し、12月には8.1ヶ月分となった。これは6月以来の高水準だ。販売価格は中間値で前年比3.61%下落して22万1300ドル。一方、平均値は前年より10.45%高い。
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インド、9月末までに160万トン砂糖追加輸入が必要
[砂糖]
インド製糖所協会幹部は27日、同国が2009/10年度の終わる9月末までに160万トンの砂糖を追加輸入する必要があるとの見方を示した。国内の生産不足を補うため。インドが昨年10月の年度初めから購入したのは450万トンで、このうち250万トンが納入済み。ただ、過去45日間の買い付けがゼロとなっている。
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2009/10年度ウクライナ穀物輸出見通し引き下げ・農務省
[穀物・大豆]
ウクライナ農務省は27日、2009/10年度(7-6月)の穀物輸出見通しを引き下げた。最新予測は 1600-1700万トンで、従来見越していた2000万トンからの修正。2008/09年度に2520万トン出荷したのを下回る。2008/09年度の輸出の85-90%が民間企業によるものだったのが、2009/10年度は政府管理が拡大し、出荷抑制につながるとの見方を示す。
農務省はこのほか、2009/10年度の輸出は年度初めから今月25日まであわせて1490万トンになったと発表した。このうち小麦が7300万トン、コーン340万トンという。前年比は不明。
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70-80ドルの価格は生産国、消費国双方に理想的、サウジ石油相
[エネルギー]
サウジアラビアのヌアイミ石油相は26日、WEBサイトを通じた会議で、1バレル70-80ドルの石油価格は生産国、消費国の双方にとって理想的な水準であるとの見方を示した。ただ、これがOPECの目標価格帯になることを意味するものではないとも述べた。我々は市場から変動を取り除くことは出来ないとした上で、変動幅を少なく抑える努力をするべきだと指摘。また、石油需要はアジアで急激に回復しているものの、西洋の主要工業国では低迷が続いていると指摘した。
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