2010年01月21日(木)
コロンビアコーヒー生産、2010年は2年前の水準に回復の可能性
[コーヒー]
コロンビアコーヒー局(Fedecafe)の幹部は21日に記者団に対し、2010年の国内コーヒー生産が1100万 -1200万袋になる可能性があると述べた。2009年の生産が780万袋で、これは過去30年間のレンジ下限にとどまる。しかし、今年は2008年の 1148万7000袋前後に回復見通しだ。ただし、同氏は2010年のミタカと呼ばれる二次収穫の改善、9月に収穫のメインクロップの開花がカギといい、天候次第と述べた。
Fedecafeは2010年生産の公式見通しを2月第二週に発表予定としている。
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アルゼンチン小麦生産推定引き上げ、大豆とコーンは据え置き
[穀物・大豆]
アルゼンチン農業局は21日に発表した月次クロップレポートで、2009/10年度の小麦生産推定を従来の700万トンから750万トンに引き上げた。一部地域のイールド改善を理由にしているが、前年度の840万トンを下回る見方は維持。シーズン初めの干ばつ被害で、収穫を断念した農家が多いという。作付は前年から33%減少して320万ヘクタールだった。
一方、2009/10年度の大豆生産見通しは 1850万トンで据え置いた。作付はこれまで95%終わっているが、ここに来て大雨で作業が進まないともコメント。また、2009/10年度コーン生産見通しも従来の310万トンを維持している。作付の91%が終わり、作柄は良好と評価した。
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2009/10年度メキシコ砂糖生産、一段と引き下げて前年割れ見通しに
[砂糖]
メキシコ砂糖きび農家組合は20日、2009/10年度の国内砂糖生産見通しを引き下げた。最新予測は492万1624 トン。初回見通しで516万8188トンとしていたのを前月に500万9764トンに改定し、このたび一段と下方修正した格好になる。また、さらなる引き下げで、従来は前年を上回る見方だったのから前年比0.8%減の見方にシフトした。収穫、精製の開始が遅れたのを理由にしており、またイールド低下も要因という。
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2010/11年度EU小麦生産見通し僅かに引き上げ
[穀物・大豆]
ストラテジーグレインは21日、2010/11年度の欧州連合(EU)穀物生産が2億9200万トンになるとの見通しを発表した。前月に発表した初回予測2億9210万トンから小幅改定で、前年と比べても10万トンダウンの見方である。
小麦予測が前年比3.0%増の1億3370万トンで、これは初回予測の1億3330万トンから僅かに引き上げ。ルーマニアとドイツの増反で生産も上向くのが見込まれるためという。コーン生産見通しも5770万トンから5780万トンに上方修正した。ドイツとハンガリーの増加がスペインの縮小を相殺と解説した。最新見通しは前年から1.8%増加になる。
ストラテジーグレインは2010年度の世界小麦生産が前年並みになるとの見方を示した。欧州とインド、中国で作付増加の一方、米国は減少見通しが背景にあるという。また、天候次第では生産が前年割れとなる可能性もあることを指摘。
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失業保険新規申請件数48.2万件、予想上回る
[経済指標]
米労働省が発表した1月16日までの週の失業保険新規申請件数は48万2000件となった。2009年11月14日以来の高水準で、市場予想も上回る。前週比は3万6000件、3週連続増加した。なお、前週の申請件数は速報の44万4000件から44万6000件に改定。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は16日時点で44万8250件だった。前週の44万1250件(修正値)から20週間ぶりのプラス転換だ。
失業保険の継続受給件数は9日時点で459万9000件となり、2009年1月10日以来で460万件を割り込んだ。前週から1万8000件と5週連続で減少。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。
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2010年01月20日(水)
4-12月のインド金宝飾品輸出、前年比0.5%減少・宝飾品振興協会
[メタル]
インドの宝石宝飾品振興協会は20日、 2009/10年度の同国金宝飾品輸出について年度初めの4月から12月に前年同期を0.5%下回る65億7000万ドルだったと発表した。同期間の宝石と宝飾品の輸出は196億ドルで、これは前年同期に比べて 2.5%増加。
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1-6月エジプト小麦輸入、昨年後半の半分以下の見通し・GASC幹部
[穀物・大豆]
エジプト商品供給公社(GASC)の幹部は20日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、1-6月に約115万トンの小麦を輸入する見通しを示した。昨年7-12月に買い付けた385万トンの半分にも満たず、これは4-5月に国内収穫があるためという。
同氏はこのほか、向こう5年間に国内の小麦消費が1720万-1750万トンになると見越していることを明かした。2009年の1450万トンから増加の見方。人口増加が背景にあるといい、この結果、年間の小麦輸入量が1100万トンに膨らむ可能性を指摘。2009/10年度の輸入は500万トンの見通しとしている。
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12月新規住宅着工55.7万戸、予想下回る
[経済指標]
米商務省によると、2009年12月の新規住宅着工件数は年率換算で55万7000戸だった。前月比3.97%減少。市場予想を下回った。なお、11月の着工件数が速報の57万4000戸から58万戸に改定となり、10月分は52万4000戸と従来推定52万7000戸より下方修正である。
市場別では南部以外揃って前月比マイナスとなった。北東部と中西部で19.05%、18.52%と2ケタ減。西部が0.92%減った。南部は3.33%、 2ヶ月連続増加である。前年比較だと全体で0.18%増加した。中西部が15.79%、南部は9.54%それぞれアップ。しかし、西部と北東部の着工件数がいずれも前年から19%以上落ちた。住宅タイプ別にみると、一戸建てが前月比6.94%減、5世帯以上の集合住宅は15.00%増と割れた。一方、前年比だと一戸建てが16.03%のプラスとなり、反面、5世帯以上の集合住宅着工は40.26%減少だ。
先行指標となる建築許可件数は前月比10.87%増加し、65万3000戸となった。2008年10月以来の高水準で、市場予想と比べても多い。
全ての市場で前月から増加である。最も高い伸びが北東部の27.94%で、次いで西部の18.02%。中西部が10.48%アップで、南部だけが4.59% と1ケタのプラスだった。前年比較でも4市場揃って増加し、全体で15.78%増。北東部が45.00%、中西部36.47%それぞれ大きく増え、西部は 11.97%アップ。前年比でも南部だけが5.63%と1ケタ増だ。住宅タイプ別の建築許可は、一戸建てが前月比8.32%増。集合住宅にしても、2-4 世帯は3割近い減少も、5世帯以上が33.68%増えた。前年比は一戸建てが37.30%増だが、集合住宅は2-4世帯と5世帯ともにダウン。
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2010年豪州小麦輸出、前年とほぼ同水準の1500万トン見通し
[穀物・大豆]
オーストラリアのグレインコープ幹部は20日、2010年の同国小麦輸出が約1500万トンになるとの見通しを明かした。前年とほぼ同水準の見方で、2009年の生産が前年並みの2250万トンだったのをベースにした予想という。また、2010年の小麦生産が2300万 -2500万トンを見通す。
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