2010年01月14日(木)
12月小売売上高0.27%減少、予想外のマイナス転落
[経済指標]
米商務省によると、2009年12月の小売売上高は前月比0.27%減少した。予想外に3ヶ月ぶりのマイナス転落である。なお、11月の伸び率は速報の1.29%から1.82%に改定。
カテゴリー別にはまちまちだった。電気機器が2.59%落ち込み、自動車及び部品が0.81%ダウン。衣料品や食品、外食サービス、建設資材・造園、衣料品も落ちた。総合小売店が前月割れだが、デパートに限ると横ばい。増加ではスポーツ・趣味・音楽が1.65%と最も大幅アップ。通販など無店舗販売、ガソリンスタンドも1%を超える前月比プラスだった。健康関連、家具も前月を上回った。一方、
小売売上高は自動車関連を除くと0.16%減り、こちらも予想に反しての前月比マイナスである。ガソリンを除いて0.41%、自動車とガソリンを除くと0.32%それぞれ減少した。
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失業保険新規申請件数44.4万件、市場予想上回る
[経済指標]
米労働省が発表した1月9日までの週の失業保険新規申請件数は44万4000件となり、市場予想を上回った。前週比1万1000件、2週連続増加である。なお、前週の申請件数は速報の43万4000件から43万3000件に改定。また、昨年12月26日時点での申請件数が43万2000件とやはり従来推定より1000件少なくなった。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は9日時点で44万750件だった。前週の44万9720件(修正値)から19週間続けての減少。直近週の4週平均は2008年8月30日までの週以来の低水準である。
失業保険の継続受給件数は2日時点で459万6000件と、2009年1月10日以来の低水準となった。前週から21万1000件と4週連続で減少している。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。
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2010年01月13日(水)
米経済活動、12地区中10地区で改善・FRBベージュブック
[経済指標]
米連邦準備理事会(FRB)は13日に発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、経済活動は低水準と評価しながらも、昨年12月に発表した前回報告より緩やかな改善が進んだとの見解を示した。また、回復の地域も広がっているといい、12連銀中10連銀が経済活動の伸びあるいは立ち直りをレポート。フィラデルフィアとリッチモンド地区だけまだら模様とした。前回の報告では8行が管轄地区内の活動拡大や改善を伝えたことを取り上げ、情勢改善を強調する。
今回のベージュブックは1月4日までに収集した情報データをもとにフィラデルフィア連銀が取りまとめた。1月26-27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合での政策決定における討議資料となる。
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