2010年01月21日(木)
失業保険新規申請件数48.2万件、予想上回る
[経済指標]
米労働省が発表した1月16日までの週の失業保険新規申請件数は48万2000件となった。2009年11月14日以来の高水準で、市場予想も上回る。前週比は3万6000件、3週連続増加した。なお、前週の申請件数は速報の44万4000件から44万6000件に改定。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は16日時点で44万8250件だった。前週の44万1250件(修正値)から20週間ぶりのプラス転換だ。
失業保険の継続受給件数は9日時点で459万9000件となり、2009年1月10日以来で460万件を割り込んだ。前週から1万8000件と5週連続で減少。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。
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2010年01月20日(水)
12月新規住宅着工55.7万戸、予想下回る
[経済指標]
米商務省によると、2009年12月の新規住宅着工件数は年率換算で55万7000戸だった。前月比3.97%減少。市場予想を下回った。なお、11月の着工件数が速報の57万4000戸から58万戸に改定となり、10月分は52万4000戸と従来推定52万7000戸より下方修正である。
市場別では南部以外揃って前月比マイナスとなった。北東部と中西部で19.05%、18.52%と2ケタ減。西部が0.92%減った。南部は3.33%、 2ヶ月連続増加である。前年比較だと全体で0.18%増加した。中西部が15.79%、南部は9.54%それぞれアップ。しかし、西部と北東部の着工件数がいずれも前年から19%以上落ちた。住宅タイプ別にみると、一戸建てが前月比6.94%減、5世帯以上の集合住宅は15.00%増と割れた。一方、前年比だと一戸建てが16.03%のプラスとなり、反面、5世帯以上の集合住宅着工は40.26%減少だ。
先行指標となる建築許可件数は前月比10.87%増加し、65万3000戸となった。2008年10月以来の高水準で、市場予想と比べても多い。
全ての市場で前月から増加である。最も高い伸びが北東部の27.94%で、次いで西部の18.02%。中西部が10.48%アップで、南部だけが4.59% と1ケタのプラスだった。前年比較でも4市場揃って増加し、全体で15.78%増。北東部が45.00%、中西部36.47%それぞれ大きく増え、西部は 11.97%アップ。前年比でも南部だけが5.63%と1ケタ増だ。住宅タイプ別の建築許可は、一戸建てが前月比8.32%増。集合住宅にしても、2-4 世帯は3割近い減少も、5世帯以上が33.68%増えた。前年比は一戸建てが37.30%増だが、集合住宅は2-4世帯と5世帯ともにダウン。
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