2010年01月04日(月)
12月ISM製造業指数は55.9に上昇、予想も上回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、2009年12月の製造業景況感指数は55.9となった。前月の53.6から上昇。この結果、5ヶ月連続して好不調の分岐点である50を超えての推移となり、しかも12月は2006年4月以来の高水準だ。市場予想も上回った。
18 ある産業のうち12月にビジネス拡大を報告したのはアパレル・皮革、石油関連、コンピューター機器など9で、前月より3つ少ない。不調だった産業が7つ。指数がISMも製造業回復が続いていると評価する一方で、なお情勢の厳しい製造業があることを認識している。
新規受注が前月の60.3から65.5に上がった。これは2004年12月以来、ちょうど5年ぶりの高水準だ。生産は61.8で、前月の59.9を上回った。ISMは受注や生産改善について、在庫調整が進んだ結果と分析。顧客の在庫水準の評価をベースにした指数が前月から2ポイント下がって35となり、 1997年1月に算出が始まってから最低を記録したのを指摘している。
雇用が52.0となった。3ヶ月連続して50台で推移。また、前月の50.8よりアップである。在庫は41.3から43.4に上昇。一方、受注残は2ポイント下がって50.0と7月以来で横ばいを意味する水準となった。輸出は前月より1.5ポイント低い54.5で、これも7月以来の低水準である。価格指数は61.5だった。前月の55.0から上がり、2ヶ月ぶりに60を超えた。
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