2010年01月06日(水)
12月ADP民間雇用数は前月から8.4万人減少、予想上回る落ち込み
[経済指標]
米雇用サービスADPによると、2009年12月の非農業部門民間雇用数は前月比8万4000人減となった。2008年2月から23ヶ月連続してダウン。 12月は市場予想を上回る落ち込みでもある。それでも、マイナス幅は3月に70万を超えてから縮小基調を続けており、12月に2008年3月以来最少となった。また、11月の減少数が速報の16万9000人から14万5000人に改定で、さらに10月分も17万8000人と、従来推定の19万5000人少ない。
2009年はあわせて前年から472万5000人減った。2年連続減少で、またマイナス幅は2008年の271万人を大きく上回る。
12 月のセクター別雇用は、鉱業と建設を含む製造業で9万6000人減った。2007年1月から36ヶ月連続ダウン。また、前月より8000人多いマイナス幅である。製造業だけだと前月とほぼ同じ4万3000人のマイナスで、こちらは2006年3月から46ヶ月続けての前月割れとなった。一方、サービスが1万 2000人増加。2008年3月以来のプラス転換である。
ADP のデータは、労働省が手掛ける雇用統計の集計方法に近いという。労働省が8日に発表予定の12月非農業部門雇用数について現時点の市場予想を平均すると、政府セクターも含めて前月比横ばいとなる。11月の非農業部門雇用数は1万1000人減、民間だけで1万8000人のマイナスだった。
Posted by 直