2010年01月07日(木)
2009年米年末商戦、12月の販売が寄与して改善
[金融・経済]
米小売大手各社が7日に発表した2009年12月の販売結果は在庫調整やクリスマスなどに絡む買い物の効果で上向き、また2009年の年末商戦改善にも寄与した。国際ショッピングセンター協会(ICSC)が各社データをまとめた結果、12月の既存店売上高は前年同月比 2.8%増加。2008年4月以来の大幅増としている。売上高は11月とあわせて前年同期を1.8%上回った。2008年11-12月の既存店売上高が 5.8%落ち込んだのからプラス転換し、しかも2009年の年末商戦は協会が事前に見越していた1%よりも高い伸び。ただし、2009年は平均して前年比 2%減少に終わったという。
ディスカウントストア2位のターゲットの売上高は12月に1.8%増加し、これは市場の減少予想を覆した格好になる。また、2009年11月-2010年 1月期の収益が市場予想を上回る可能性もあるとコメント。シアーズ・ホールディングズも予想外の0.4%増を確保し、やはりアナリスト見通している以上の決算になるとしている。
12月は高級百貨店のノードストロムやサックスが予想以上の販売増加を報告し、メーシーズは業績水戸市を上方修正下。一方、アパレル専門チェーンはまちまちだ。ティーンに人気のアバクロンビー・アンド・フィッチは19%減少。アパレルチェーン最大のギャップは価格設定が低めのオールド・ネイビーで販売アップとなりながら、同じ傘下でもバナナ・リパブリックは減少など結果がわかれた。
Posted by 直