2010年01月29日(金)
ブラジル政府、エタノールメーカーに対し25億レアル融資計画
[エネルギー]
ブラジル紙は29日、同国政府が2010年にエタノールメーカーの支援策として25億レアルの特別融資を設けると報じた。融資はブラジル開発銀行(BNDES)を通じて3-4月の中南部砂糖きび収穫開始前に提供の計画という。製糖所大手幹部は米通信社ダウ・ジョーンズに対し、融資でエタノールの価格や在庫の安定化にもつながるとコメントしている。
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10/11年度カナダ小麦生産6.8%減見通し、コーンと大豆は増加予想
[穀物・大豆]
カナダ農務省(AAFC)による1月28日付の穀物・油種需給報告で、2010/11年度の全小麦生産が2470万トンになるとの見通しを発表した。前年から6.8%減で、一段と落ち込む見方である。デュラム小麦だけで一年前を24.1%下回る410万トンと見越す。
コーン生産は1100万トンと予想した。前年比較は15.1%増とプラス転換を見込んでいる。大豆は前年を4.9%上回る367万5000トンの予想。カノーラは前年より4.4%少ない1130万トンとの見通しとなった。
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10-12月期GDP速報値は前期比5.73%増、予想上回る
[経済指標]
米商務省が発表した2009年10-12月期の実質国内総生産(GDP)確定値は前期比5.73%増となった。2008年7-9月期から2009年4-6 月期まで4四半期連続マイナス成長となったのに対し、2009年7-9月期とあわせて2四半期連続のプラス成長である。しかも、10-12月期は2003 年7-9月期以来の高い伸びで、市場予想も上回った。
成長ペースの加速に寄与したのが企業の設備投資で2.90%増加した。2008年 4-6月期以来のプラス転換であり、また2007年10-12月期以来、ちょうど2年ぶりの大幅増だ。機器・ソフトウエアへの投資が13.30%アップとなり、1割を超えたのは2005年1-3月期以来。建造物への投資になると6四半期連続減少だったが、マイナス幅は15.43%と前期より小さい。
在庫投資の減少幅が7-9月期の1392億ドルから335億ドルに大きく縮んだ。この結果、GDPへの寄与度も0.69ポイントから3.39ポイントに著しくアップ。
貿易収支では赤字幅が3574億ドルから3411億ドルに縮小し、7-9月期にGDPを0.81ポイント削減していたのが10-12月期には0.50ポイントの貢献になった。輸出が前期比18.10%増加し、これは2007年7-9月期以来の大幅アップ。一方、輸入は前期より小幅プラスとなる10.52%増だった。
経済の3分の2を占める個人消費が2.00%増加した。2四半期連続アップになるが、前期の2.80%より低い伸び。耐久財が 0.85%減少に転じ、これは自動車及び部品が22.31%落ち込んだのによるところが大きい。家具などは9.62%と前期以上の増加だった。非耐久財は 4.26%増え、これも前期を上回るプラス。食品が4.18%増加し、衣料品は7.81%のプラス転換。エネルギー製品は2.71%減少し、前期以上のマイナス幅だった。サービス消費が1.71%増加し、前期2008年1-3月期以来の高い伸びとなった。
住宅投資は5.68%増えた。2四半期連続アップであるも、前期より小幅プラスだった。
政府支出は0.17%減少した。3四半期ぶりのマイナス転落。連邦レベルでは非防衛の支出増加を反映して0.08%増えたが、地方政府が0.31%ダウン。
物価については、個人消費支出物価指数(PCE)が前期比2.67%、エネルギーと食品を除いたコア指数が1.38%それぞれ上昇した。いずれも前期以上の伸びである。前年比較にすると全体指数が前期の0.69%低下から1.27%上昇に転じ、コア指数上昇率は前期を上回る1.42%だった。
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2010年ベラルーシ精製糖生産、前年比12.8%増見通し
[砂糖]
ベラルーシ国営食品メーカーは29日、2010年の国内精製糖生産が前年比12.8%増の85万6500トンになるとの見通しを発表した。2009年の7.3%以上に高い伸びをみている格好だ。精製糖輸出は16.3%増えて50万トンとの予想。
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2010年01月28日(木)
アルゼンチン大豆生産過去最高に、コーン生産見通し引き上げ
[穀物・大豆]
アルゼンチンのブエノスアイレス取引所は28日付け作柄報告で、作付完了間近の2009/10年度大豆生産が5100万トンになるとの見方を示した。前年度の3200万トンから増え、2006/07年度に記録した過去最高4880万トンを上回るのをみている格好だ。作柄は良好と評価している。一部では高温と乾燥に見舞われている地域もあるが、週末の大雨予報も指摘した。
2009/10年度コーンの生育も順調と伝え、さらに生産見通しを40万トン引き上げて1840万トンに改定した。
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2010年ブラジルコーヒー消費、5%増加見通し
[コーヒー]
ブラジルコーヒー産業協会(ABIC)幹部は28日に米通信社ダウ・ジョーンズとのインタビューで、2010年の国内コーヒー消費を前年比5%増えて1940万袋になると見通していることを示した。ブラジル経済の改善が消費拡大につながる見方という。2009年は4%増で、5年平均の伸び率4-5%のレンジ下限。これは景気停滞の影響によるが、ABICは2010年に増加ペースが速まるのを見込んでいる格好となる。
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メキシコ砂糖生産、3回目の下方修正で前年割れ見通しにシフト
[砂糖]
メキシコ砂糖きび農家組合によると、2009/10年度砂糖生産は前年比3.2%減の480万1992トンの見通しとなっている。3回目の下方修正であり、またこのたびの引き下げにより従来は増加の見方だったのから前年割れをみるのにシフトした。収穫スタートが遅れ、またイールド低下も要因という。
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失業保険申請件数は前週から8,000件減少、予想は上回る
[経済指標]
米労働省が発表した1月23日までの週の失業保険新規申請件数は47万件となった。前週比8000件減少で、4週間ぶりのマイナス転落である。しかし、市場予想は上回った。なお、前週の申請件数が速報の48万2000件から47万8000件に下方修正。9日までの週の申請件数は44万4000件に改定で、これは従来推定の44万6000件より少ない。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は23日時点で45万6250件だった。前週の44万6750件(修正値)から2週続けてアップ。昨年12月26日までの週以来の高水準になった。
失業保険の継続受給件数は16日時点で460万2000件となった。前週から5万7000件減って、2009年1月10日以来の低水準だ。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。
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メキシコ、異常気象からコーンとコーヒー収穫に被害・農家代表
[穀物・大豆]
メキシコの全国農家連合(CNC)は27日付けレポートで、異常気象から国内のコーンとコーヒー収穫被害がひどいとの見解を示した。エルニーニョ現象に伴ってほとんどの生産地で影響が出ているという。2009/10年度コーンは干ばつに見舞われ、一部コーヒーに降霜の影響が及んでいると指摘。具体的な被害規模は不明だが、地元ではすでにダメージを先取りした価格上昇が始まっているとコメントした。
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