2010年01月27日(水)
12月の新築住宅販売は前月比で7.57%減少、予想も下回る
[経済指標]
米商務省によると、2009年12月の新築一戸建て住宅販売は年率で34万2000戸だった。前月比7.57%、2ヶ月連続の減少である。この結果、販売は3月以来の低水準となり、市場予想も下回った。なお、11月の販売が速報の35万5000戸から37万戸に上方修正。このほか、10月の販売が40万 8000戸、9月分は39万1000戸とそれぞれ従来推定の40万戸、39万3000戸から改定となった。
市場別の販売はまちまちだった。減少したのは中西部の41.10%と南部7.29%。両市場の販売件数は4月以来の低水準となった。一方、北東部では42.86%増え、こちらは7月以来の高水準。西部の販売が5.19%のプラスだった。前年比較の販売は北東部で33.33%増えただけで、ほかの3市場はダウン。全国あわせて一年前から8.56%落ちた。
住宅ストックは23万1000戸と、1971年4月以来の低水準を更新した。前月比1.70%ダウンで、2007年 5月から減少を続けている。ただ、販売がより大きく落ち込んだことから、ストックは前月時点で7.6ヶ月分(修正値)だったのに対し、12月には8.1ヶ月分となった。これは6月以来の高水準だ。販売価格は中間値で前年比3.61%下落して22万1300ドル。一方、平均値は前年より10.45%高い。
Posted by 直