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2010年04月16日(金)

3月住宅着工件数は前月比1.62%増加、予想大きく上回る
  [金融・経済]

米商務省によると、3月の新規住宅着工件数は年率換算で前月比1.62%増の62万6000戸だった。市場予想を大きく上回る。また、2月の着工件数が速報の57万5000から61万6000戸に上方修正で、この結果、前月比増加していたことになる。1月分も従来推定61万1000戸よりやや少ない60万 9000戸に改定だが、昨年12月の57万3000戸より多い。着工件数は年初から3ヶ月連続プラスの格好だ。

3月は再び増加でも、市場別で前月からアップは南部だけだった。18.25%増加し、33万7000戸と2008年11月以来の高水準である。減少では中西部の28.45%が最大で、83万戸と昨年5月以来の水準に落ち込んだ。北東部では8.33%減って今年最も規模の小さい6万6000戸となった。西部は2.10%、5ヶ月ぶりのマイナス転落。前年比較すると西部で75.00%増加し、南部では22.99%アップ。一方で中西部の着工件数は一年前を15.31%下回り、北東部も 4.35%のマイナス。それでも全体では20.15%増えた。

住宅タイプ別にみると、一戸建てが前月比0.93%減った反面、5世帯以上の集合住宅は39.67%増加。前年比だと逆に一戸建てが47.09%のプラスで、5世帯以上の集合住宅着工は31.78%落ちた。

先行指標となる建築許可件数は68万5000戸となった。2008年10月以来の高水準で、市場が予想していた以上でもある。前月からは7.54%増加。2月の建築許可が先月下旬に上方修正となったことから、3月時点で2ヶ月連続増加になる。

南部で前月より18.42%多く、中西部では 17.65%増えた。この結果、南部が36万戸、中西部12万戸と揃って2008年10月以来の高水準となった。北東部と西部の着工件数は19.51%、 6.71%それぞれダウン。しかし、前年比較では全ての市場で2ケタの増加となり、特にプラス幅が大きかったのが中西部の44.58%だ。全体で 34.05%増である。

住宅タイプ別の建築許可は、一戸建てが前月比5.64%、5世帯以上は13.21% それぞれ増加した。前年比は一戸建てが50.83%増だが、5世帯で8.40%ダウン。

Posted by 直   

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