2010年04月12日(月)
米景気後退の終了判断は尚早・NBER
[金融・経済]
全米経済研究所(NBER)は12日、米国の景気後退(リセッション)が終わったと判断するのは尚早との見解を発表した。研究所の景気サイクル判定委員会によると、具体的なリセッション終了時期に言及するのは早く、しかも少なくとも一人の委員は終わったこと自体を疑問視している。
リセッション終了を宣言するには経済指標の修正が多いという。委員を務めるフェルドシュタイン・ハーバード大学教授は米テレビとのインタビューで、景気の下振れリスクについて前月より小さくはなったといえ、まだあると述べた。過去6ヶ月間の経済成長を回復とするのを見送りたいともコメント。
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2009/10年度世界コーヒー生産見通し、一段と引き下げ・ICO
[コーヒー]
国際コーヒー機関(ICO)は12日に発表した月次市場報告で、2009/10年度の世界コーヒー生産見通しを一段と引き下げた。最新予測は1億2196 万7000袋。従来予測の1億2314万 6000袋からの改定で、前年比4.78%減少の見方になる。コスタリカやグアテマラ、ニカラグアとった中米諸国の修正が背景にあるという。
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2009/10年度ブラジル中部・南部砂糖きび圧搾、7.3%増で終了
[砂糖]
ブラジル砂糖きび生産者協会(Unica)は12 日、2009/10年度(4-3月)の中部・南部砂糖きび圧搾が5億4190万トンで終わったと発表した。前年度を7.3%上回るが、雨による影響があったことを認識。砂糖きび1トンから生産される糖分の合計値(ATR)は前年度から7.5%落ちて130.2キログラムだったという。昨年のエルニーニョ現象に伴い、昨年7月以降は降雨が続いたのが背景にある。
Unicaによると、中部・南部の砂糖生産は前年比7.1%増の2860万トンとなった。エタノール生産は6.0%減少して236億リットル。
Unicaはこのほか、中部・南部のすでに始まっている2010/11年度の砂糖きび圧搾に付いて5億9590万トンになるとの見通しを示した。圧搾は3月31日時点で前年同期を44.3%上回る680万トンとしている。
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イラク石油生産、向こう6年間で5倍に引き上げ計画・石油相
[エネルギー]
イラク石油相は週末の国営テレビとのインタビューで、向こう6年間の間に国内石油生産が日量1,200万バレルになるとの見通しを示した。現行の同240万バレルから約5倍に引き上げる計画。また、石油輸出国機構(OPEC)はイラクの生産制限を見送ることで合意しているという。イラクは昨年暮れから今年初めにかけて国際石油会社と10件の生産プロジェクトがあり、このうちの一つである南部のルマイラ油田における作業はすでに始まったと伝わっている。
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メキシコ砂糖アルコール会議所、09/10年度砂糖生産予測引き下げ
[砂糖]
メキシコ砂糖アルコール会議所幹部は米通信社ダウ・ジョーンズに対し、2009/10年度国内砂糖生産見通しを一段と引き下げたと明かした。最新予測は450万トン。下方修正により、前年比9.3%減少の見方になった。イールドが依然として振るわないことを理由にしており、会議所によると、3日時点で10.85%と一年前の11.57%からダウンだ。
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2010年04月09日(金)
ウガンダ西部と南部コーヒー生育に降雨が寄与・地元農家代表
[コーヒー]
ウガンダのコーヒー農家を代表するNucafeの幹部は9日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、国内西部と南部で降雨がコーヒー生育に寄与しているとの見解を示した。同氏は昨年の干ばつ被害からの回復を見越し、またイールド改善サインもあることを指摘。少なくともあと2週間、降雨が続くなら今月終わりに始まる二次収穫が予想以上になり得ると述べた。西部から南部にかけての二次収穫は国内生産の45%に相当する。
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USDA世界需給:小麦在庫は引き下げ、コーンと大豆は上方修正
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)が9日に発表した4月の需給報告によると、09/10年度の世界小麦需給は生産が66億7,842万トンと前月から41万トンの小幅上方修正となった。輸入は前月から65万トン、輸出は84万トンそれぞれ上方修正、消費も103万トン引き上げられた。需要の増加を受けて期末在庫は1億 9,582万トンと95万トン引き下げられた。
世界コーン需給は生産が8億568万トンと前月から199万トンの大幅引き上げ。ブラジルの生産が250万トン引き上げられたほか、南アフリカも50万トン上方修正されている。輸入が前月から48万トン引き下げられた一方で、輸出は56万トンの引き上げ。消費は95万トンの下方修正となった。期末在庫は1億4,420万トンと405万トンの大幅上方修正。米国内、米国外共に引き上げとなっている。
世界大豆需給は生産が2億5,746万トンと前月から155万トンの引き上げ。アルゼンチンが100万トン、ブラジルが50万トンそれぞれ引き上げられている。輸入は100万トン、輸出は123万トンそれぞれ引き上げられた一方、消費は17万トンの下方修正。期末在庫は6,296万トンと229万トンの引き上げとなった。
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USDA需給:小麦在庫は下方修正、コーン、大豆も予想下回る
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)が9日に発表した4月の需給報告によると、09/10年度の小麦国内需給は、供給面派前月から据え置き、需要面は種子が100万、飼料および残余が1,000万ブッシェルそれぞれ引き上げられたほか、輸出が4,000万ブッシェルの大幅引き上げとなった。残余の引き上げは先の四半期在庫の結果を受けての調整によるもの、輸出はこのところ成約ペースが上がってきたことが背景にある。期末在庫は9億5,000万ブッシェルと前月に10億ブッシェルを超えていたのから5,100万ブッシェル引き下げられた。在庫率も前月の50.38%から46.61%に低下している。
コーン国内需給は、供給面は前月から据え置き。需要では飼料および残余が先に発表された四半期在庫で在庫取り崩しが予想以下にとどまったことを受けた調整によって、1億ブッシェルの大幅引き下げとなった。エタノール需要や輸出など、その他の需要項目に修正はなかった。期末在庫は18億9,900万ブッシェルとその分だけ上方修正、在庫率は13.82%から14.70%に上昇している。
大豆国内需給は、供給面が前月から据え置き。需要面では先に発表された四半期在庫で在庫取り崩しが予想を下回ったことによる調整で2,600万ブッシェル引き下げられたものの、輸出が2,500万ブッシェル引き上げられ過去最高を更新、種子が200万ブッシェルそれぞれ引き上げられたことで相殺された。期末在庫は1億9,000万ブッシェルと前月から据え置きとなっている。
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