2010年04月12日(月)
2009/10年度世界コーヒー生産見通し、一段と引き下げ・ICO
[コーヒー]
国際コーヒー機関(ICO)は12日に発表した月次市場報告で、2009/10年度の世界コーヒー生産見通しを一段と引き下げた。最新予測は1億2196 万7000袋。従来予測の1億2314万 6000袋からの改定で、前年比4.78%減少の見方になる。コスタリカやグアテマラ、ニカラグアとった中米諸国の修正が背景にあるという。
このほか、ベトナムではエルニーニョ現象に伴う干ばつの影響が出ているうえ、多くの樹が古くなっていることから約1700万袋に縮小の可能性があることを指摘した。また、コロンビアの生産は植え替え計画などにより期待されているものの、2009/10年度最初の5ヶ月間の生産規模から著しい改善を見込みにくいという。一方、インドネシアは1070万に増え、ブラジル、ベトナムに次いで世界3番目の生産国になるとした。
4月に始まった 2010/11年度の生産に関すると、ブラジル政府が同国の最新予測を出すのを待つとしている。直近の民間セクターによる予測がブラジル当局の1月時点での見通し4590万-4870万トンを上回っているためとコメントした。
ついて見通しを立てるのは早過ぎるともした。
世界消費は 2009年に1億3200万袋だったと推定しており、これは前月時点での数字を維持した。前年比較で1.58%増加をみている格好だ。
Posted by 直