2010年03月31日(水)
10/11年度ブラジル中部・南部砂糖きび圧搾、前年比1割増加見通し
[砂糖]
ブラジル砂糖きび生産者協会(Unica)は31 日、2010/11年度(4-3月)の中部・南部砂糖きび圧搾が5億9590万トンになるとの初回見通しを発表した。前年度推定の5億4150万トンから 10%増加の見方である。砂糖生産が前年比18.9%増の3400万、エタノール生産は一年前を15.6%上回る274億リットルと見越す。
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作付意向:コーンと大豆は前年から増加も予想には届かず
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)が31日に発表した作付意向調査によると、10/11年度のコーン作付は8,879万8,000エーカーと前年比で2.68%増加、 07/08年に次ぐ過去2番目の水準となる。昨年後半の悪天候によって冬小麦の作付が減少したことや、採算性の向上が背景にあるという。生産州別に見ると、生産一位のアイオワでは1.5%減少するものの、二位のイリノイでは5.0%増加、その他カンザス、オハイオ、ミズーリなどが前年から10%以上増加すると見られている。
09/10年度の大豆作付は7,809万8,000エーカーと前年から0.8%増加、過去最高を更新する見通しとなる。アイオワやイリノイ、ネブラスカ、オハイオ州など主要生産州では軒並み作付が増加する一方、それほど生産量が多くない州では前年柄減少するところが多くなっている。
09/10年度の春小麦作付は 1,390万6,000エーカーと前年比で4.8%増加。冬小麦の作付は3,769万8,000エーカーと前年比では13.0%減少するものの、1月の推定からは小幅引き上げとなった。小麦全体では5,382万7,000エーカーと前年比で9.0%減少する。
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3月ADP民間雇用数は2.3万人の減少、予想より弱気
[経済指標]
米雇用サービスADPによると、3月の非農業部門民間雇用数は前月比2万3000人減となった。2008年2月から前月を下回ったままである。ただ、2月の減少数が速報の2万人から2万4000人に改定となり、3月は前月より若干小幅マイナス。
鉱業と建設を含む製造業は3月に5万1000人減った。2007年4月から前月を上回ったことはなく、しかも、3月のマイナス幅は前月以上だ。製造業だけだと9000人減少。2月の雇用数は速報で3000人増加だったのから4000人減少に改定。この結果、2008年2月から連続ダウンを続け、また3月は前月以上に落ちた。サービスは2万8000人、2ヶ月連続して増えた。なお、2月の増加数は2万4000人と速報値1万7000人から上方修正となっている。
ADP のデータは、労働省が手掛ける雇用統計の集計方法に近いという。労働省が4月2日に発表予定の3月の非農業部門雇用数について現時点の市場予想は政府セクターも含めて約20万人増加となっている。2月の非農業部門雇用数は3万6000人減り、民間だけで1万8000人のマイナスだった。
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2010年03月30日(火)
3月消費者信頼感指数は52.5に上昇、予想も上回る
[経済指標]
米有力シンクタンクのカンファレンス・ボードによると、3月の消費者信頼感指数は52.5となった。2月の46.4(修正値)から上昇し、市場予想も上回る。向こう半年後を占う期待指数は70.2、現状指数が26.0。いずれも一ヶ月前の62.9(同)、21.7(同)より高い。
カンファレンス・ボードの調査担当者は、指数が2月の落ち込みから回復したことを認識する一方で、足元の景気や労働市場には依然として慎重な見方が強いとして指摘した。また、向こう半年間の見通しもどちらかといえば悲観的であるといい、消費者信頼感は一年前と比べてほとんど変わっていないという。
この調査は全米5,000世帯に対する聞き取り調査の形で行われる。本日発表した結果は23日までに集計したデータに基づいたものである。
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インド政府、砂糖在庫の規制緩和計画ない・関係者
[砂糖]
インド政府関係者は30日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、菓子メーカーなどバルクで砂糖を消費する向きの在庫規制を緩和する計画はないことを指摘した。価格が下がり収益に影響が出始めているものの、政府は価格上昇の抑制を確信するまで在庫の保有期限など方針変更は見送る模様。
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2010年ウクライナ穀物生産、4600万-4700万トン見通し・農務省
[穀物・大豆]
ウクライナ農務省は30日、2010年の国内穀物生産が4600万-470万トンになるとの見通しを発表した。前年の 4600万トンから増加もあり得るとみている格好になるが、2008年の5330万トンは下回る見方だ。冬穀物の作付は前年から3%増えて1010万ヘクタール。春穀物は前年比横ばいの730万ヘクタールを見越す。
農務省によると、春穀物作付は26日時点で64万ヘクタールとなった。これは前年同期の70万ヘクタールからダウン。天候要因から作業が遅れていたが、このところ気温も上がりペースが速まる見通しとコメントしている。
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OPECなどと市場変動抑制の共同計画を発表、IEA事務局長
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)の田中事務局長は29日、国際エネルギーフォーラム(IEF)が開かれるメキシコのカンクーンで記者団の質問に答え、IEAとOPEC、IEFが市場のボラティリティーを抑制するための共同計画を発表する予定であることを明らかにした。計画にはエネルギーデータの供給など、市場の透明性向上も含まれており、詳細は31日にフォーラムの閉会時に明らかにされるという。
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