2010年03月11日(木)
10/11年度カナダ小麦生産予測引き下げ、コーンと大豆は据え置き
[穀物・大豆]
カナダ農務省(AAFC)は3月10日付の穀物・油種需給報告で、2010/11年度の全小麦生産を前年比9.5%減の 2400万トンになるとの見通しを発表した。1月時点での予測2470万トンから僅かに引き下げである。デュラム小麦だけで410万トンから380万トンに上方修正した。
コーン生産は前年を15.1%上回る1100万トン、大豆が4.9%アップの367万5000トンとそれぞれ従来予測で据え置いた。カノーラは30万トン引き上げて1130万トンに改定している。
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次回総会で生産枠変更の必要ない、OPEC議長
[エネルギー]
OPEC議長を務めるエクアドルのピント天然資源相は11日に開いた会見で、17日にウィーンで開かれるOPEC定例総会で生産枠を変更する必要はないとの見方を示した。米国をはじめとした世界景気の回復によって需要は徐々に増加すると予想されるものの、石油価格に大きな影響を与えることはないと指摘。価格は1バレル70ドルから80ドルの間の適切な水準で安定的に推移することが予想されるとした。
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09/10年度のエルサルバドルコーヒー生産見通し、4回目の下方修正
[コーヒー]
エルサルバドルコーヒー評議会は2009/10年度の国内コーヒー生産見通しを5万袋引き下げた。最新予測は前年比18%減の115万袋。これで4回目の下方修正であり、予想通りになると1950年代に記録が始まってから最小の生産になるという。
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失業保険申請件数は前週から6,000件減少
[経済指標]
米労働省が発表した3月6日までの週の失業保険新規申請件数は前週比6000件減の46万2000件だった。2週連続の減少だが、市場予想より小幅マイナスだ。なお、前週分は速報の46万9000件から46万8000件に改定となった。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は6日時点で47万5500件となり、これは前週の47万500件(修正値)を上回る。
2月27日時点の失業保険継続受給件数は455万8000件だった。前週の452万1000件(同)からプラス転換。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れである。
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2010年03月10日(水)
2月財政収支は2,229.1億ドルの赤字、予想やや上回る
[経済指標]
米財務省によると、2月の財政収支は2209億900万ドルの赤字となった。前年同月の1938億5900万ドルから13.95%拡大し、2月の赤字幅として過去最大。しかし、市場や議会予算局(CBO)の事前予想をやや下回った。歳入が1075億2100万ドルで、一年前から23.15%増加。2008 年4月以来の大幅プラスと伝わっている。歳出は16.81%増えて過去最大の3284億2900万ドルだった。
10月に始まった2010会計年度は2月まであわせて6516億300万ドルの赤字となり、前年同期より10.48%拡大した。
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ブラジル砂糖大手、向こう5年間で砂糖きび圧搾能力拡大の計画
[砂糖]
ブラジル砂糖大手コサンの幹部は米通信社ダウ・ジョーンズに対し、同社が圧搾能力の拡大を計画していることを明かした。目標は5年後に7000万トンとしている。コスト面で合理的なことから既存の工場において圧搾引き上げに投資するという。コサンは2009/10年度の砂糖きび圧搾が大雨の影響で5320万トンとなり、2010/11年度には6000万トンに増加を狙っている。
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USDA需給:小麦とコーンの在庫は引き上げ、大豆は引き下げ
[穀物・大豆]
米農務省が10日に発表した3月の需給報告によると、09/10年度の米国内小麦期末在庫は10億100万ブッシェルと前月から2,000万ブッシェルの上方修正となった。供給面に修正は見られなかったが、食用需要が2,000万ブッシェル引き下げられた分、在庫見通しが引き上げとなった。在庫を消費で割った在庫率は、50%を超えるに至っている。
09/10年度のコーン需給は、期末在庫が17億9,900万ブッシェルと8,000万ブッシェル上方修正された。供給面ではイールドが1エーカー164.9ブッシェルと前月から0.3ブッシェル引き下げ、生産も2,000万ブッシェル下方修正されたが、事前に予想されていたほどの大幅引き下げとはならず。需要面では南米産などとの競合が強まったことを受けて輸出見通しが2億ブッシェルの大幅引き下げ、期末在庫引き上げの要因となった。在庫率は13.82%と0.72ポイント引き上げられた。
09/10年度の大豆需給は期末在庫が1億9,000万ブッシェルと前月から2,000万ブッシェルの引き下げ。供給面で生産が200万ブッシェルの小幅引き下げとなったほか、需要面では国内圧搾が1,000万ブッシェル、輸出が2,000万ブッシェルそれぞれ引き上げられた。在庫率は5.72%と0.65ポイント引き下げられた。大豆ミールの期末在庫は前月から据え置き、大豆油は国内消費の伸び悩みにより4億1,000万ポンドの引き上げとなった。
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フィリピン砂糖輸入、国際価格下落が影響する可能性・SRA幹部
[砂糖]
フィリピン砂糖管理局(SRA)の幹部は10日、国際砂糖価格の落ち込みが同国の砂糖輸入に影響する可能性を指摘した。目先も価格変動が激しくなるとの見通しから、業者が損失を警戒して買い付けを手控えるかもしれないとの見方を示唆。フィリピンは2月下旬の砂糖輸入許可の競売で、当初予定していた6万トンのうち1万6000トンだけを発行。それでも、業者の中から価格下落を理由に買い付け量の削減要請があったという。同氏によると、11日にSRAは食品管理局、農務省と砂糖輸入について話し合いを計画している。
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