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2010年03月24日(水)

2009/10年度世界砂糖市場、生産が需要1260万トン下回る見方
 [砂糖]

国際商社ザルニコフは24日、2009/10年度の世界砂糖市場において生産が需要を1260万トン下回るとの見方を発表した。前年度のギャップ1580万トンから縮小の見方であるとともに、前月時点で見越していた1480万から修正。2年連続の供給不足により、世界在庫が約2800万トン取り崩されるという。

このほか、国際砂糖価格が当面、変動の激しい展開になる都の見通しを示した。最近の価格下落により、2010/11年度の採算性が落ちる可能性を指摘。2010/11年度の生産回復がほぼ確実視されているといえ、それ以降の生産見通しに不透明感が強まるという。

Posted by 直     

2010年米コーンと大豆の作付見通し下方修正・専門誌調査
 [穀物・大豆]

米農業専門誌ファーム・フューチャーズは24日、 2010年の作付意向初回調査で国内コーン見通しを下方修正した。最新予測は8730万エーカー。昨年12月の前回予測8948万エーカーから引き下げで、昨年8月の初回見通し8750万ヘクタールも下回る。同誌はコスト高騰や価格下落、資金調達難を修正理由に挙げている。ただ、前年からの増加予想は維持した。

また、大豆も従来予測から59万エーカー削減し、7940万エーカーとした。それでも、初回予測の7500万エーカー以上の見方であるとともに、過去最高を更新するとの見方を保つ。

同誌はこのほか、小麦を5390万エーカーから5260万エーカーに引き下げた。春小麦は1300万エーカーで2万エーカーの下方修正である。

同誌によると、調査は1050件の農家を対象に3月7-22日に行われた。

Posted by 直     

2月新築住宅販売は前月から2.22%減少、予想下回る
 [経済指標]

米商務省によると、2月の新築一戸建て住宅販売は年率で30万8000戸だった。前月比2.22%減少し、2ヶ月連続ダウン。この結果、1963年の調査開始から最少を更新した。また、市場予想も下回る。なお、1月の販売は速報の30万9000戸から31万5000戸に改定。2009年12月の販売が34 万5000戸と従来推定の34万 8000戸より下方修正となった。

市場別では西部を除いて前月から減った。北東部が20.00%と最もきつい落ち込みとなり、次いで中西部の18.00%ダウン。また、両市場の販売件数は昨年4月以来の低水準になった。南部では4.58%減の14万 6000戸で、1973年から市場別の販売件数も記録に加わって以来最少である。西部の販売は20.78%のプラス転換となり、9万3000戸と4ヶ月ぶりの高水準。前年比較の販売は西部で34.78%増加し、北東部は横ばい。しかし、南部と中西部で29.47%、18.00%それぞれ落ちた。全国あわせて一年前から12.99%のマイナスだ。

住宅ストックは前月から1.29%増加し、23万6000戸となった。1月に2007年 4月以来でプラス転換し、2月は一段とアップ。販売の落ち込みもあって、住宅ストックは9.2ヶ月分に相当と昨年5月以来で9ヶ月を超えた。販売価格は中間値で前年同月比5.15%上昇して22万500ドル。平均値は前年より9.28%高い。

Posted by 直     

2010年03月23日(火)

10/11年度の砂糖市場は570万トンの供給不足、フォルティス
 [砂糖]

欧州投資銀フォルティスは23日に発表したレポートで、10/11年度の世界砂糖市場が570万トンの供給不足になるとの見通しを明らかにした。世界需要が粗糖換算で1億6,110万トンとなるのに対し、生産は1億5,540万トンにとどまるという。需給逼迫は2010年 7-9月期にアジアで顕著になると予想、アジアの需要増は今後も砂糖市場の牽引役になるとした。このところの価格急落は、需給の変化によるものではなく、心理的な要因によるものと指摘。もっともインドの09/10年度生産見通しが当初の1,400万トンから1,700万トンに引き上げられたことは、重石になっているという。

Posted by 直     

2月中古住宅販売は前月から0.59%減少、市場予想は上回る
 [経済指標]

全米不動産協会によると、2月の一戸建てとコンドミニアムあわせた中古住宅販売は年率換算で前月比0.59%減の502万戸となった。3ヶ月連続ダウンで、昨年6月以来の低水準を更新。ただ、昨年12月に16.17%落ち込んだ後で、1月には7.16%とマイナス幅は縮み、2月は一段と減少ペースが鈍化した格好になる。また、2月の販売件数は前月より少ないものの、市場予想は上回った。

市場別には、増加と減少二分している。西部で4.69%、南部で1.07%それぞれ3ヶ月続けて前月から減った。反面、中西部と北東部がいずれも2.%強増加。揃って昨年11月以来のプラス転換だ。2月の住宅販売は前年同月と比較すると7.04%アップである。北東部の12.00%増をはじめ、全ての市場で前年を上回った。

住宅ストックは前月比9.52%増の358万9000戸だった。昨年7月以来で前月より増えた。販売も減少で、ストック/販売比率は8.6ヶ月と昨年8月以来の高水準である。

販売価格は中央値で16万5100ドルだった。前年同月比1.84%下落で、市場別では北東部の7.47%上昇を除いて揃って前年割れ。平均値にすると北東部と中西部で前年比プラスとなり、西部と南部が下がった。全体で0.10%高い。

Posted by 直     

中国商務省、3月の大豆輸入推定を引き上げ
 [穀物・大豆]

中国商務省は23日、3月1日から15日の輸入業者報告に基づいて、3月の大豆輸入推定をこれまでの390万3,634 トンから456万691トンに引き上げた。前年同月の389万トンを上回る。大豆油は5万500トンから5万8,300トン、大豆ミールは1万5,000 トンから1万6,090トンにそれぞれ引き上げた。また、4月の推定は大豆が358万7,258トン、大豆油が2万トン、大豆ミールが750トンとなっている。

Posted by 直     

OPECは10月までに総会を開く予定ない、カタール石油相
 [エネルギー]

カタールのアティーヤ石油相は23日、現時点でOPECが10月に開かれる定例総会までに総会を開く予定はないとの見方を示した。市場に大きな変化があり、何らかの行動を起こす必要に迫られた場合は議長が緊急総会を招集することになるが、今のところそうした必要性もないという。また、同国の生産余力は日量15万バレルに達しているとも述べた。

Posted by 直     

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