2010年03月10日(水)
2月財政収支は2,229.1億ドルの赤字、予想やや上回る
[経済指標]
米財務省によると、2月の財政収支は2209億900万ドルの赤字となった。前年同月の1938億5900万ドルから13.95%拡大し、2月の赤字幅として過去最大。しかし、市場や議会予算局(CBO)の事前予想をやや下回った。歳入が1075億2100万ドルで、一年前から23.15%増加。2008 年4月以来の大幅プラスと伝わっている。歳出は16.81%増えて過去最大の3284億2900万ドルだった。
10月に始まった2010会計年度は2月まであわせて6516億300万ドルの赤字となり、前年同期より10.48%拡大した。
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ブラジル砂糖大手、向こう5年間で砂糖きび圧搾能力拡大の計画
[砂糖]
ブラジル砂糖大手コサンの幹部は米通信社ダウ・ジョーンズに対し、同社が圧搾能力の拡大を計画していることを明かした。目標は5年後に7000万トンとしている。コスト面で合理的なことから既存の工場において圧搾引き上げに投資するという。コサンは2009/10年度の砂糖きび圧搾が大雨の影響で5320万トンとなり、2010/11年度には6000万トンに増加を狙っている。
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USDA需給:小麦とコーンの在庫は引き上げ、大豆は引き下げ
[穀物・大豆]
米農務省が10日に発表した3月の需給報告によると、09/10年度の米国内小麦期末在庫は10億100万ブッシェルと前月から2,000万ブッシェルの上方修正となった。供給面に修正は見られなかったが、食用需要が2,000万ブッシェル引き下げられた分、在庫見通しが引き上げとなった。在庫を消費で割った在庫率は、50%を超えるに至っている。
09/10年度のコーン需給は、期末在庫が17億9,900万ブッシェルと8,000万ブッシェル上方修正された。供給面ではイールドが1エーカー164.9ブッシェルと前月から0.3ブッシェル引き下げ、生産も2,000万ブッシェル下方修正されたが、事前に予想されていたほどの大幅引き下げとはならず。需要面では南米産などとの競合が強まったことを受けて輸出見通しが2億ブッシェルの大幅引き下げ、期末在庫引き上げの要因となった。在庫率は13.82%と0.72ポイント引き上げられた。
09/10年度の大豆需給は期末在庫が1億9,000万ブッシェルと前月から2,000万ブッシェルの引き下げ。供給面で生産が200万ブッシェルの小幅引き下げとなったほか、需要面では国内圧搾が1,000万ブッシェル、輸出が2,000万ブッシェルそれぞれ引き上げられた。在庫率は5.72%と0.65ポイント引き下げられた。大豆ミールの期末在庫は前月から据え置き、大豆油は国内消費の伸び悩みにより4億1,000万ポンドの引き上げとなった。
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フィリピン砂糖輸入、国際価格下落が影響する可能性・SRA幹部
[砂糖]
フィリピン砂糖管理局(SRA)の幹部は10日、国際砂糖価格の落ち込みが同国の砂糖輸入に影響する可能性を指摘した。目先も価格変動が激しくなるとの見通しから、業者が損失を警戒して買い付けを手控えるかもしれないとの見方を示唆。フィリピンは2月下旬の砂糖輸入許可の競売で、当初予定していた6万トンのうち1万6000トンだけを発行。それでも、業者の中から価格下落を理由に買い付け量の削減要請があったという。同氏によると、11日にSRAは食品管理局、農務省と砂糖輸入について話し合いを計画している。
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2010年03月09日(火)
EIA、2010年度の世界石油需要見通しを21万バレル引き上げ
[エネルギー]
米エネルギー省情報局(EIA)は9日に発表した短期アウトルックで、2010年度の世界石油需要を日量8,551万バレルと推定、前月から21万バレル上方修正した。欧州の見通しが14万バレル引き下げられたものの、米国は4万バレルの引き上げ、新興国では中国以外のアジア諸国が11万バレル引き上げられたのが目についた。2011年度の需要は日量8,706万バレルと20万バレルの引き上げ。前年比では2010年が147万バレル、1.75%、 2011年が155万バレル、1.81%の増加となる。
世界石油供給は2010年が日量8,571万バレルと前月から16万バレル、 2011年が日量8,669万バレルと14万バレルそれぞれ上方修正した。2月のOPEC産油量は日量2,949万バレルと前月から2万バレルの増加。ベネズエラの生産が5万バレル増えたものの、ナイジェリアとエクアドルが減少した。イラクを除く11ヶ国の産油量は日量2,704万バレルと前月から2万バレル増加、2008年12月のアルジェリア総会で合意した生産枠を220万バレル上回っている。加盟国の生産余力は日量508万バレルと前月から3万バレル増加した。このうちサウジの余力は380万バレルとなっている。
WTI原油現物価格の見通しは、2010年平均が1バレル80.06ドルと前月から0.28ドルの上方修正、2011年は83.50ドルで据え置いた。2010年のレギュラーガソリン小売価格は1ガロン2.84ドルと前月から据え置き、ディーゼル燃料は2.96ドルと0.01ドル、暖房油は2.88ドルと0.03ドルそれぞれ引き上げられた。
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2009/10年度インド砂糖生産、1680万トンに増加見通し
[砂糖]
インド製糖所協会幹部は9日に記者団に対し、2009/10年度の国内砂糖生産が1680万トンに増えるとの見通しを示した。主要生産地でのイールド改善を理由に政府が見越す1600万トンを超えるとの見方である。協会によると、2009/10年度の生産は2月28日までに前年時を8.8%上回る1360万トンだった。、
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ブラジルCONAB、大豆とコーンメインクロップの生産推定引き上げ
[穀物・大豆]
ブラジル農務省商品供給公社(CONAB)は9日、2009/10年度の大豆とコーン生産推定引き上げを発表した。最新予測は大豆が6756万9700トンで、1.25%上方修正になる。前年からは18.20%増加の見方。作付を2320万9500ヘクタールで据え置き、イールドは従来推定の2875キログラムから2911キログラムに改定した。
コーンは0.04%と若干の引き上げである。一次収穫(メインクロップ)を1.88%上昇修正した反面、二次収穫(サブクロップ)は3.11%引き下げ。全体で前年比0.74%増の5138万2900トンを見越す。作付推定はメインを僅かに引き上げ、サブが据え置き。イールドに関しても、メインが従来推定を上回る見方になる一方で、サブは下方修正とまちまである。あわせて3984キログラムの予測と従来から変わらない。
CONAB は2009/10年度小麦生産推定を前年比14.58%減の502万6300トンで維持した。作付は242万8000ヘクタール、イールドが2070キログラムといずれも修正なしである。
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