2010年03月23日(火)
10/11年度の砂糖市場は570万トンの供給不足、フォルティス
[砂糖]
欧州投資銀フォルティスは23日に発表したレポートで、10/11年度の世界砂糖市場が570万トンの供給不足になるとの見通しを明らかにした。世界需要が粗糖換算で1億6,110万トンとなるのに対し、生産は1億5,540万トンにとどまるという。需給逼迫は2010年 7-9月期にアジアで顕著になると予想、アジアの需要増は今後も砂糖市場の牽引役になるとした。このところの価格急落は、需給の変化によるものではなく、心理的な要因によるものと指摘。もっともインドの09/10年度生産見通しが当初の1,400万トンから1,700万トンに引き上げられたことは、重石になっているという。
Posted by 直
2月中古住宅販売は前月から0.59%減少、市場予想は上回る
[経済指標]
全米不動産協会によると、2月の一戸建てとコンドミニアムあわせた中古住宅販売は年率換算で前月比0.59%減の502万戸となった。3ヶ月連続ダウンで、昨年6月以来の低水準を更新。ただ、昨年12月に16.17%落ち込んだ後で、1月には7.16%とマイナス幅は縮み、2月は一段と減少ペースが鈍化した格好になる。また、2月の販売件数は前月より少ないものの、市場予想は上回った。
市場別には、増加と減少二分している。西部で4.69%、南部で1.07%それぞれ3ヶ月続けて前月から減った。反面、中西部と北東部がいずれも2.%強増加。揃って昨年11月以来のプラス転換だ。2月の住宅販売は前年同月と比較すると7.04%アップである。北東部の12.00%増をはじめ、全ての市場で前年を上回った。
住宅ストックは前月比9.52%増の358万9000戸だった。昨年7月以来で前月より増えた。販売も減少で、ストック/販売比率は8.6ヶ月と昨年8月以来の高水準である。
販売価格は中央値で16万5100ドルだった。前年同月比1.84%下落で、市場別では北東部の7.47%上昇を除いて揃って前年割れ。平均値にすると北東部と中西部で前年比プラスとなり、西部と南部が下がった。全体で0.10%高い。
Posted by 直
中国商務省、3月の大豆輸入推定を引き上げ
[穀物・大豆]
中国商務省は23日、3月1日から15日の輸入業者報告に基づいて、3月の大豆輸入推定をこれまでの390万3,634 トンから456万691トンに引き上げた。前年同月の389万トンを上回る。大豆油は5万500トンから5万8,300トン、大豆ミールは1万5,000 トンから1万6,090トンにそれぞれ引き上げた。また、4月の推定は大豆が358万7,258トン、大豆油が2万トン、大豆ミールが750トンとなっている。
Posted by 直
OPECは10月までに総会を開く予定ない、カタール石油相
[エネルギー]
カタールのアティーヤ石油相は23日、現時点でOPECが10月に開かれる定例総会までに総会を開く予定はないとの見方を示した。市場に大きな変化があり、何らかの行動を起こす必要に迫られた場合は議長が緊急総会を招集することになるが、今のところそうした必要性もないという。また、同国の生産余力は日量15万バレルに達しているとも述べた。
Posted by 直
2010年03月22日(月)
2009/10年度ブルンジコーヒー輸出、生産不振の影響で減少
[コーヒー]
ブルンジコーヒー管理局(Arfic)は22日、2009/10年度の同国コーヒー輸出が前年比73.4%減少して 6381トンとなったことを発表した。2009/10年度は生産周期の裏作にあたり、しかも主要生産地では平均以下の降水量にとどまったことも響いて出荷ダウンに至ったと説明する。
Posted by 直
石油価格、年内落ち着く見通し・OPEC議長
[エネルギー]
石油輸出国機構(OPEC)のピント議長は22日、石油価格が年内落ちつくのを見通していることを示した。ただ、経済情勢に絡んで不透明感は残るともコメント。
Posted by 直
豪州北東部沿岸地域の砂糖きびに熱帯性サイクロンで被害
[砂糖]
オーストラリア砂糖農家を代表するケーングローワーズの幹部は22日に米通信社ダウ・ジョーンズに対し、週末の熱帯性サイクロンにより国内北東部沿岸のマッケイおよびプロサパインで砂糖期に被害が生じたことを伝えた。具体的な被害度合いや経済的な影響は現時点で不明としながらも、とりあえずダメージは大きいとコメント。
報道によると、サイクロンに伴い洪水も発生した。このため、ケーングローワーズのトップは、洪水が長引くと砂糖きびにはさらにマイナスと指摘。6月終わりに収穫が始まるまで被害の規模はわからないとの見解を示している。
Posted by 直
【 過去の記事へ 】