2010年04月13日(火)
2010年パキスタン小麦生産、前年割れ見通しも需要は上回る・農相
[穀物・大豆]
パキスタン農相は13日に記者団に対し、2010年の国内小麦生産が2387万トンになるとの見通しを示した。前年の 240.3万トンからやや減少の見方だが、国内の年間需要約2200万トンは上回るという。また、輸出の余地があることも指摘した。このほか、砂糖きび生産が前年比14.3%増の5370万トンになることを見越している。
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2月貿易収支、397億ドルの赤字で予想上回る
[経済指標]
米商務省が発表した2月の貿易収支は397億400万ドルの赤字となった。1月に3ヶ月ぶりの赤字縮小となったのが2月には前月から7.45%、再び拡大。予想も上回った。なお、1月の赤字幅は速報の372億8800ドルから369億5200万ドルに改定である。
2月の輸入が1.89% 増加に転じ、サービスが3.28%のプラス転換となった。モノの輸入は1.35%アップ。カテゴリー別には消費財の3.09%が最も高い伸びで、これは 3ヶ月ぶりの大幅増加でもあった。薬品関連やテレビ、玩具、アパレル、美術・骨董品と幅広く前月を上回っている。次いで工業品が天然ガスや鉄鋼感レ、化学品、たばこなどを中心に2.14%増えた。工業品の中で原油は季節調整前だとやはり大きなプラスとなるが、季節調整前では2.10%減少した。単位価格は前月の73.89ドルから72.92ドルに下落。買い付け規模があわせて前月から0.80%減となるが、一日あたりにすると9.82%増加した。
資本財は1.10%増え、コンピューターや工業機械、民間機部品などが特に大幅増だった。一方、食品・飼料・飲料は1.08%減で、3ヶ月ぶりのマイナス転落だ。自動車関連が4.70、2ヶ月連続ダウン。ただ、前月のマイナス幅7.66%は下回る。
2月の輸出は0.20%増加した。1月に 2009年4月以来で前月比マイナスとなり、2月にややアップ。モノが0.08%と僅かにもプラス転換した。自動車関連が2.28%、資本財は1.14% それぞれプラス転換である。資本財の中では工業エンジン、半導体、民間機エンジン、発電機などの増加が目立つ。工業品は0.55%増。3ヶ月連続アップだが、2月はこの間で最も低い伸びである。消費財が1.77%、3ヶ月ぶりに前月からダウン。輸入と対照的に輸出になると薬品関連やテレビ、玩具、アパレル、美術・骨董品などの減少が大きかった。食品・飼料・飲料は6.17%、3ヶ月連続ダウン。しかも、前月以上のマイナス幅である。サービス輸出は 0.47%増加。9ヶ月続けて前月からプラスであるが、2月は1月より伸び悩んだ。
物価上昇を考慮した実質値(リアルマネー)ではモノの赤字が前月比3.71%増の424億5300万ドルだった。石油関連が2.62%、非石油は3.88%それぞれアップ。
国別で赤字最大の対中国が165億900万ドルとなった。前月の182億9600万ドルを下回る。反面、日本とのギャップは前月の33億4900万ドルから42億9700 万ドルに拡大した。カナダが27億8100万ドルに縮小し、この結果、1月には日本がカナダより低い4位だったのが再びカナダを抜いて3位になった。対メキシコ赤字は拡大で、中国に次ぎ2番目に大きい47億7100万ドル。
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IEA、2010年世界石油需要を30万バレル引き上げ、09年は引き下げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は13日に発表した月報で、2010年度の世界石油需要を日量8,660万バレルと推定、前月より3万バレル上方修正した。中国とサウジアラビアの見通し引き上げが背景にある。一方、2009年度は日量8,490万バレルと7万バレルの下方修正、前年比では2009年が130 万バレルの減少、2010年が170万バレルの増加となっている。
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2010年04月12日(月)
米景気後退の終了判断は尚早・NBER
[金融・経済]
全米経済研究所(NBER)は12日、米国の景気後退(リセッション)が終わったと判断するのは尚早との見解を発表した。研究所の景気サイクル判定委員会によると、具体的なリセッション終了時期に言及するのは早く、しかも少なくとも一人の委員は終わったこと自体を疑問視している。
リセッション終了を宣言するには経済指標の修正が多いという。委員を務めるフェルドシュタイン・ハーバード大学教授は米テレビとのインタビューで、景気の下振れリスクについて前月より小さくはなったといえ、まだあると述べた。過去6ヶ月間の経済成長を回復とするのを見送りたいともコメント。
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2009/10年度世界コーヒー生産見通し、一段と引き下げ・ICO
[コーヒー]
国際コーヒー機関(ICO)は12日に発表した月次市場報告で、2009/10年度の世界コーヒー生産見通しを一段と引き下げた。最新予測は1億2196 万7000袋。従来予測の1億2314万 6000袋からの改定で、前年比4.78%減少の見方になる。コスタリカやグアテマラ、ニカラグアとった中米諸国の修正が背景にあるという。
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2009/10年度ブラジル中部・南部砂糖きび圧搾、7.3%増で終了
[砂糖]
ブラジル砂糖きび生産者協会(Unica)は12 日、2009/10年度(4-3月)の中部・南部砂糖きび圧搾が5億4190万トンで終わったと発表した。前年度を7.3%上回るが、雨による影響があったことを認識。砂糖きび1トンから生産される糖分の合計値(ATR)は前年度から7.5%落ちて130.2キログラムだったという。昨年のエルニーニョ現象に伴い、昨年7月以降は降雨が続いたのが背景にある。
Unicaによると、中部・南部の砂糖生産は前年比7.1%増の2860万トンとなった。エタノール生産は6.0%減少して236億リットル。
Unicaはこのほか、中部・南部のすでに始まっている2010/11年度の砂糖きび圧搾に付いて5億9590万トンになるとの見通しを示した。圧搾は3月31日時点で前年同期を44.3%上回る680万トンとしている。
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イラク石油生産、向こう6年間で5倍に引き上げ計画・石油相
[エネルギー]
イラク石油相は週末の国営テレビとのインタビューで、向こう6年間の間に国内石油生産が日量1,200万バレルになるとの見通しを示した。現行の同240万バレルから約5倍に引き上げる計画。また、石油輸出国機構(OPEC)はイラクの生産制限を見送ることで合意しているという。イラクは昨年暮れから今年初めにかけて国際石油会社と10件の生産プロジェクトがあり、このうちの一つである南部のルマイラ油田における作業はすでに始まったと伝わっている。
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メキシコ砂糖アルコール会議所、09/10年度砂糖生産予測引き下げ
[砂糖]
メキシコ砂糖アルコール会議所幹部は米通信社ダウ・ジョーンズに対し、2009/10年度国内砂糖生産見通しを一段と引き下げたと明かした。最新予測は450万トン。下方修正により、前年比9.3%減少の見方になった。イールドが依然として振るわないことを理由にしており、会議所によると、3日時点で10.85%と一年前の11.57%からダウンだ。
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