2009年12月15日(火)
OPEC、2010年世界需要見通しを6万バレル引き上げ
[エネルギー]
石油輸出国機構(OPEC)は15日に発表した月報で、2010年度の世界石油需要見通しを日量8,513万バレルと推定、前月から6万バレル上方修正した。北米の需要見通しを11万バレル引き下げたものの、中国が11万バレル引き上げられるなど、新興国の需要増が全体の引き上げにつながった。2009年度の見通しは日量8,431万バレルと前月から据え置き、前年比は2010年が82万バレル、0.97%の増加、2009年は139万バレル、1.62% の減少となる。
2010年の非OPEC産油国の生産量は日量5,127万バレルと前月から4万バレルの上方修正、2009年は日量 5,096万バレルと10万バレル引き上げられた。OPECの11月の産油量は日量2,907.6万バレルと前月から4.4万バレル増加。UAEの生産が 3.1万バレル、アンゴラが1.5万バレル減少したものの、ナイジェリアの生産が7.4万バレル、イランが1.6万バレル増加した。イラクを除く11ヶ国の生産は日量2,661.1万バレルと前月から4.1万バレル増加、昨年12月のアルジェリア総会で決められた生産枠を170万バレル上回っている。
OPECへの石油需要は2010年が日量2,861万バレルと前月から10万バレルの引き上げ、2009年は2,858万バレルと前月から9万バレルの引き下げとなった。
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2009年12月14日(月)
イラクはOPEC生産枠に再加入する用意がある、石油相
[エネルギー]
イラクのシャハリスタニ石油相は12日、同国内油田開発権入札の会場で記者団の質問に答え、同国は適切な時期にOPEC の生産枠に再加入する用意があることを明らかにした。生産量が必要とされる水準に達する前に、実現する可能性もあるという。イラクはOPECの設立メンバーだが、フセイン政権時のクウェート侵攻によって国連が石油輸出の停止を議決して以降、OPEC生産枠からははずれたままになっている。
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