2009年04月23日(木)
3月中古住宅販売は前月比2.97%減、予想下回る
[経済指標]
全米不動産協会が一戸建てとコンドミニアムあわせて算出した3月の中古住宅販売は年率換算で前月比2.97%減の457万戸となった。2ヶ月ぶりのマイナス転落。市場予想も下回った。なお、2月の販売件数は速報の472万戸から471万戸に改定。
北東部で8.00%落ち、市場別で最も大きな減少である。西部では4.24%減り、昨年8月以来の低水準となる113万戸になった。南部の販売が1.72% ダウン。中西部だけは前月比横ばいだった。前年比較すると全体で7.11%減少した。やはり北東部で22.47%と最もきつい落ち込み。中西部と南部も1 割以上減った。しかし、西部は一年前より18.95%増加。
住宅ストックは前月比1.61%減の37万3700戸だった。2月に昨年6月以来で増加したのから、再びマイナス転落。ただ、販売も前月を下回っているため、ストック/販売比率は 9.8ヶ月分戸に相当し、これは1-2月と続いた9.7ヶ月よりやや高く、昨年11月以来の高水準だ。販売価格は中央値で17万5200ドルだった。前年同月と比べて12.44%下落。北東部部が18.42%の値下がりとなり、南部と西部も1割ダウン。中西部は6.05%とほかの市場に比べて緩やかな下げだった。平均値にしても全ての市場が前年より下がり、全体で12.10%のマイナスである。
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失業保険申請件数は前週から2.7万件増加、予想やや上回る
[経済指標]
米労働省が発表した4月18日までの週の失業保険新規申請件数は64万件だった。前週から2万7000件、3週間ぶりの増加。市場予想と比べてもやや高い。なお、前週分は速報での61万件から61万3000件に改定となった。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は64万6750件だった。2週連続して前週を下回り、この結果、直近週は3月7日までの週以来の低水準である。
失業保険の継続受給件数は4月11日時点で前週比9万3000件増の613万7000件だった。1月10日までの週から増加を続け、また調査史上最高を再び更新。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。
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2009年04月22日(水)
2月FHFA住宅価格指数は前月から0.7%上昇
[経済指標]
米連邦住宅金融庁(FHFA)によると、2月の住宅価格指数は前月から0.70%上がって202.83となった。2ヶ月連続上昇。ただし、1月の1.05%から伸び悩んだ。また、1月の上昇率は速報1.67%から改定。
9地域のうち6地域が前月を上回った。西海岸が3.82%と最も高い伸びとなり、次いでニューイングランドの2.18%。一方、下げたのは中西部東側(北部)で、1.23%のマイナスである。東海岸南部と中西部東側(南部)も0.77%、0.15%と前月より低い。
2月の価格指数は前年同月に比べると 6.46%下がった。17ヶ月連続の前年割れとなったが、昨年8月以来の小幅マイナスだ。中西部西側(南部)だけは前年比0.64%上昇した。一方、下げた地域で最もきつい落ち込みとなったのは西海岸で19.10%だった。
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