2009年04月16日(木)
米EPA、ガソリンへのエタノール混合比率引き上げ検討へ
[エネルギー]
米環境保護局(EPA)は16日、ガソリンへのエタノール混合比率を最高15%に引き上げることに関して意見を募ることに決めた。代替燃料産業の代表機関による積極的なロビー活動もあっての結果。ただ、自動車業界は現時点で高エタノール比率に対応できる車が限られることを訴えて、燃料規制に難色を示す。
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2008/09年度ロシア穀物輸出、前年度の5割強増加に・農相
[穀物・大豆]
ロシア通信社プライム・タスによると、同故国農相は16日のフォーラムで6月に終わる2008/09年度の穀物輸出が約2000万トンになる見通しを示した。前年度から5割以上増加をみる格好だ。現時点で1670万トンを出荷済みという。
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ストラテジーグレイン、2009/10年度EU穀物生産見通し下方修正
[穀物・大豆]
ストラテジーグレインは16日に発表した月次市場報告で、2009/10年度の欧州連合(EU)穀物生産見通しを一段とhきさげた。最新予測は従来を30万トン下回る2億9420万トン。前年比5.7%減少の見方になる。
最も規模の大きい軟質小麦の2009/10年度生産見通しを、前月報告での1億3070万トンから1億3060万トンに改定した。前年比6.7%減の見方である。イタリアやフランス、英国で悪天候による影響懸念がくすぶっているという。2009/10年度のコーン生産見通しは再び上方修正だ。5840万トンから5860万トンに引き上げ、しかし、5.9%減と前年割れの見方には変わらない。
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中国砂糖協会、2008/09年度砂糖生産推定を2回目の下方修正
[砂糖]
中国砂糖協会は16日、2008/09年度の砂糖生産推定を20万トン引き下げ、1254万トンを見越していることを明かした。下方修正は2回目だが、理由は不明。圧搾は5月10日前後に終わる予定であり、今回が最終的な生産推定としている。
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失業保険申請件数は前週から5.3万件減少
[経済指標]
米労働省が発表した4月11日までの週の失業保険新規申請件数は61万件だった。1月24日までの週以来の低水準で、市場予想と比べても低い。前週の66万3000件から5万3000件減少。2週連続ダウンとなり、しかも昨年12月27日までの週以来の大幅減少だ。なお、前週分は速報の65万4000件から上方改定となった。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は65万1000件だった。前週時点での65万9500件(修正値)より少なく、一週間前を下回ったのは1月10日までの週以来。
失業保険の継続受給件数は4月4日時点で前週比17万2000件増の602万2000件だった。1月10日までの週から増加を続け、また調査史上初めて600万件を越えた。継続需給のデータは新規申請件数より一週間遅れとなる。
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2009年04月15日(水)
米景気、悪化進行あるいは低迷したまま・ベージュブック
[金融・経済]
米連邦準備理事会(FRB)は15日に発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、全国的に景気は悪化進行、あるいは低迷したままとの判断に至った。ただし、12ある連銀のうち5 行は地区内経済活動の落ち込みペースが鈍化したことを記し、また一部経済セクターに減速一服のサインを認識する連銀があったことも明かしている。
今回のベージュブックは4月6日までに収集した情報データをもとにダラス連銀が取りまとめた。今月28-29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合での政策決定における討議資料となる。
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2008/09年度世界コーヒー生産推定下方修正・ICO
[コーヒー]
国際コーヒー機関(ICO)は15日に発表した月次市場報告で、2008/09年度の世界コーヒー生産推定を一段と引き下げた。最新予測は1億2700万5000袋。従来みていたのから80万袋の修正である。前年比は7.7%増の見方。コロンビア、中米、ベトナムの生産推定下方修正が背景にあり、またコロンビアについては樹の植え替えプログラム、肥料高等が響いて生産ダウンとしている。
2009/10年度の世界コーヒー生産には裏作要因からのブラジル生産ダウンに加わり、前年度の推定カットによる影響があると述べた。具体的な見通しは尚早としながらも、著しい落ち込みは必至という。
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4月住宅市場指数(HMI)は14と前月から上昇
[コーヒー]
全米住宅建設業協会(NAHB)が発表した4月の住宅市場指数(HMI)は14となった。2ヶ月連続して史上2番目の低水準となる9で推移してから上昇転換。昨年10月の水準に回復した。
一戸建て住宅販売の現状を示す指数が前月の8(速報の7から修正)を上回る13で、6ヶ月ぶりの高水準である。見通し指数は25。前月記録した過去最低から 10ポイント上がった。見込み客の活況度を表す指数は前月の9から14にアップ。見通し市指数、見込み客の活況度ともに昨年9月以来の水準に回復した。
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ナイジェリア南部でパイプライン炎上、日量18万バレルの供給が停止
[エネルギー]
ナイジェリアの業界関係者の話によると、同国南部の油田地帯で15日、主要パイプラインが爆発炎上した。これにより、日量18万バレルの供給が停止しているという。爆発は武装勢力の破壊工作によるものとの可能性が高く、日量18万バレルのうち13万バレルはロイヤルダッチシェル、3万バレルは仏トタル、2万バレルはその他の企業によるものとされている。
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4月NY連銀指数はマイナス14.65、予想以上に改善
[経済指標]
ニューヨーク連邦準備銀行が発表した4月の製造業景況感指数はマイナス14.65となった。これで12ヶ月連続してゼロを下回ったが、前月にマイナス 38.23で2001年7月の調査開始からの最低となったのから上昇。しかも、4月は昨年9月以来の高水準で、市場予想も上回った。
活動別の指数も引き続きマイナス圏での推移となりながら、やはり前月から改善したものが多い。新規受注が前月のマイナス44.76からマイナス3.88、出荷はマイナス26.66からマイナス1.79にそれぞれ上がった。雇用はマイナス28.09で、やはり前月より約10ポイントアップ。ただ、在庫は前月から落ち込んでマイナス35.96。調査史上最低となった。
生産コストを示す支払い指数が前月のマイナス14.61で変わらない。販売価格を表す受取り指数はマイナス23.60だったのがマイナス17.98に上がった。
6ヶ月先の期待指数は3.14から33.10に大幅ジャンプし、2008年9月以来の水準に改善した。活動別での見通しを示す指数も同様に前月より高くなったのが大勢だ。新規受注が前月の4.41に対して33.02。出荷は5.33から32.11に上昇した。雇用は6ヶ月連続してゼロを下回っているが、4月はマイナス4.62と昨年12月以来の高水準。設備投資がマイナス4.49、テクノロジーに限っての投資計画ではマイナス1.12、いずれもまた前月より高い。一方、在庫が前月にマイナス20.22だったのがマイナス21.35と過去最低を更新した。
物価見通しに関すると、支払いがゼロから7.87に上昇した。昨年11月以来の高水準になる。受取りはマイナス42.25
と、これで3ヶ月連続してゼロより低いが、前月の過去最低であるマイナス14.61から改善した。
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