2009年12月01日(火)
11月ISM製造業指数は53.6に低下、予想も下回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、11月の製造業景況感指数は53.6となった。前月の55.7から低下。市場予想も下回った。18 ある業種のうち11月にビジネス拡大を報告したのはアパレル・皮革、印刷関連、石油関連など12で、前月より1つ少ない。
ISM はビジネスのスローダウンを認識しながら、指数が4ヶ月連続で拡大・縮小の分岐点である50を超えていることを指摘し、また新規受注や生産の伸びから持続的な回復サインとの見方を示している。新規受注は60.3と2ヶ月ぶりに60を超えた。輸出は前月より0.5ポイント高い56.0。これは昨年8月以来の高水準である。
受注残が52.0、生産59.9となった。拡大を示す水準だが、いずれも前月より低め。雇用は10月に15ヶ月ぶりで増加・減少の分岐点である50を超え、11月も50台となった。ただし、50.8と前月の53.1からは低下。在庫は前月の46.9から41.3と3ヶ月ぶりの水準に下がった。
価格指数は55.0だった。前月から10ポイントダウンで、7月の水準に戻った格好になる。ISMは業界のインフレ圧力後退と評価した。
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2009年11月30日(月)
シカゴPMIは56.1に上昇、予想上回る
[経済指標]
シカゴ購買部協会が発表した11月の企業景況感総合指数は56.1となった。前月の54.2から上昇し、昨年8月以来の高水準と伝わっている。市場予想も上回った。
活動別には、新規受注が61.4から62.8、出荷が50.7から57.4にそれぞれ上がった。受注残は46.5と依然として拡大・縮小の分岐点である50 を下回っているが、前月の41.9に比べると高い。雇用も41.9と前月の38.3からアップ。在庫が一ヶ月前の32.2に対して11月は34.9だった。一方、生産が前月の63.9から下がって57.6となった。支払価格は52.6。10月に48.6と3ヶ月ぶりに50を下回ったのが、再び節目を超えた。
Posted by 直
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