2009年12月11日(金)
欧州輸出組合、2009/10年度EU穀物生産推定小幅引き下げ
[穀物・大豆]
欧州の穀物輸出組合COCERALは11日、欧州連合(EU)の2009/10年度穀物生産を2億9260万トンと推定していることを発表した。前年度の3億990万トンを下回る見方で、また9月時点で見越していた2億9270トンから小幅引き下げ。軟質小麦も1億 3090万トンから1億3080万トンに修正した。前年度より1000万トンほど少ない見方である。
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2009年12月10日(木)
USDA需給:大豆期末在庫は下方修正、小麦とコーンは引き上げ
[穀物・大豆]
米農務省が10日に発表した12月の需給報告によると、09/10年度の米国内小麦期末在庫は9億ブッシェルと、前月から1,500万ブッシェルと上方修正となった。供給面で前月からの修正はなし、需要では食用が1,500万ブッシェル引き下げられ、その分がそのまま期末在庫の引き上げにつながった。今年度産の小麦の品質が平年よりも高く、製粉の抽出効率が高まった分だけ需要が減少したという。
09/10年度のコーン期末在庫は16億 7,500万ブッシェルと前月から5,000万ブッシェルと上方修正。供給面の姿勢は見られず、このところ伸び悩みが顕著になっている輸出需要が 5,000万ブッシェル引き下げられた分、在庫が増加した。もっとも、コーンは週初に中西部を襲った寒波の影響が懸念されており、今後改めて生産見通しが引き下げられる可能性も高い。USDAは来月12日に生産高の年次推定を発表する。
09/10年度の大豆期末在庫は2億5,500万ブッシェルと前月から1,500万ブッシェルの下方修正。中国向けを中心に輸出需要が1,500万ブッシェル引き上げられた分、在庫が押し下げられた格好だ。供給面の修正は見られなかった。大豆ミール、大豆油の期末在庫にも大きな修正はなかった。
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