2008年12月31日(水)
石油在庫統計:原油、石油製品とも小幅積み増し、稼動率は急低下
[エネルギー]
米エネルギー省が発表した石油在庫統計によると、12月26日現在の米国内民間原油在庫は3億1,873万7,000バレルと前週から54.9万バレル増加した。ガソリン在庫は80.8万バレルの積み増し、暖房油やディーゼル燃料となる留出油は69.4万バレルの積み増しだった。製油所稼動率は82.5% と前週から2.2ポイント大幅に低下した。
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失業保険申請件数は前週から9.4万件減少、予想も大きく下回る
[経済指標]
米労働省が発表した12月27日までの週の失業保険新規申請件数は49万2000件となった。50万を下回ったのは11月1日までの週以来。市場予想も大きく下回った。また、前週比較で9万4000件減と、これは1992年8月1日までの週以来の大幅マイナスと伝わっている。労働省は季節調整済みでもなおクリスマス絡みで申請件数が大きく落ち込んだのではないかとコメント。なお、前週分は速報での58万6000件で据え置きだった。
雇用情勢をより良く映すといわれる4週平均は55万2250件となり、前週の55万8000件(修正値)を下回った。9週間ぶりに前週よりダウンである。
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2008年12月30日(火)
12月消費者信頼感指数は38.0に低下、過去最低を更新
[経済指標]
米有力シンクタンクのカンファレンス・ボードによると、12月の消費者信頼感指数は38.0となった。前月の44.7(修正値)から市場予想に反してマイナス転落し、過去最低を更新した。現状指数が42.3(同)から29.4に落ち込み、これは1990-91年の景気後退時にみられた水準という。向こう半年後を占う期待指数は43.8で、やはり11月の46.2(同)より低い。
カンファレンス・ボードの調査担当者は、期待指数の低下ペースがほかの指数に比べて緩やかなことを認識しながらも、水準的には歴史的に低いと指摘している。また、指数の底打ちが近付いているか見守る意向をみせる一方で、来年前半の弱い景気を見通した。また来年後半に鈍い回復にとどまるとの見方も示している。
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12月シカゴPMIは34.1に小幅回復、予想も上回る
[経済指標]
シカゴ購買部協会が発表した12月の企業景況感総合指数は34.1となった。前月の33.8から小幅上昇。市場予想も上回った。
活動別ではまちまちである。雇用は33.4から39.6、新規受注が27.2から29.4とそれぞれやや改善した。しかし、生産は31.7と前月の34.3 よりダウン。在庫も5ポイント近く下がって36.4となった。受注残は28.2から25.6に低下。出荷は48.5で前月からほぼ変わらない。支払価格が 30.5。前月の50.7から大きく落ちた。
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10月ケースシラー住宅価格指数は前年比で過去最大の下落
[経済指標]
米調査会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が30日に発表した10月のS&Pケース・シラー住宅価格指数は10都市総合で前月比2.08%低下した。28ヶ月連続ダウンで、また3月以来の大幅低下である。20都市総合では2.16%、27ヶ月続けて下がった。こちらは2月以来の大きなマイナスである。
20 都市全てが前月を下回り、最も大きく落ちたのがデトロイトの4.51%だった。サンフランシスコも4.18%と4%を超えるマイナス。都市別で最も小幅の下げはニューヨークだった。0.91%と唯一1%を割った都市でもある。
10 月の指数を前年比較すると10都市総合が19.06%下がり、 20都市総合は18.04%下落した。揃って過去最大の落ち込み。前年比較にしてもやはり全都市でダウンとなった。フェニックスで32.65%と最大のマイナスを記録し、ラスベガス31.68%、サンフランシスコ30.98%とあわせて上位3位になる。最小の前年比マイナスはダラスの3.04%。
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2008/09年度インド大豆ミール輸出、少なくとも550万トンの見通し
[穀物・大豆]
インドの大豆加工協会(SOPA)幹部は30日、2008/09年度(10-9月)の同国大豆ミール輸出について鈍いペースでのシーズン開始となったにもかかわらず増加を見通していることを発表した。目標は550万トンというが、達成しないにしても500万トンと前年度の490万トンを上回るのを見込んでいる。
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2008/09年度グアテマラコーヒー輸出、前年比12%減見通し
[コーヒー]
グアテマラコーヒー協会(Anacafe)は、今月初めの農園調査結果に基づいて2008/09年度の同国コーヒー輸出が前年比12%減の337万袋になるとの見通しを発表した。従来見越していた353万袋からの引き下げでもあり、これは当初見通しに比べてイールドが伸びていないことを指摘。Anacafeは、生産周期の裏作に当たる上、悪天候や肥料コストの高騰などによる影響も記している。
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