2009年01月21日(水)
アルゼンチン農業局、大豆とコーン作付推定下方修正
[穀物・大豆]
アルゼンチン農業局は21日、2008/09年度の大豆作付推定を従来の1780万ヘクタールから1650万ヘクタールに引き下げた。コーンも10万ヘクタールカットして340万ヘクタールとしている。このほか、2008/09年度の小麦収穫も下方修正。1650万トンとこれまで見越していた1780万トンから120万トン少なく、干ばつによるイールドへの影響を挙げている。
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1月住宅市場指数前月から1ポイント低下、史上最低を更新
[経済指標]
全米住宅建設業協会(NAHB)が発表した1月の住宅市場指数(HMI)は8となった。前月の9から下がり、1985年に調査が始まってから最低を更新。指数は50を境に数が小さくなるだけ情勢に悲観的な業者が多いことを意味するが、一段の落ち込みで新年を迎えてなおビジネスの不振が続いているだけでなく、悲観派による完全支配にじわりと近付いたことも示す。
一戸建て住宅販売の現状を示す指数が前月から2ポイント下がって6となり、これも過去最低を更新した。しかし、見通し指数は17。昨年12月に16とそれまでみたことのない水準に下がったのから低下一服である。見込み客の活況度を表す指数も昨年11-12月に続いて調査史上最も低い7だったのが、1月には8に上がった。
NAHB会長は住宅市場改善に必要なのが連邦政府の対策と述べた。同氏はまた、オバマ政権や議会に住宅購入での支援と景気てこ入れを求める発言もしている。
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ブラジル砂糖大手CEO、自社生産の1割増加見通す
[砂糖]
ブラジル砂糖大手コサンのミズタニ最高経営責任者(CEO)は米通信社ダウ・ジョーンズとのインタビューで、同社の2009/10年度砂糖生産が前年から約1割増加する見通しを示した。現行の価格を理由にして折り、達成すれば約350万トンの生産になるとコメント。ただ、市場の状態や天候次第とも述べた。
コサンでは2009年の砂糖価格について1ポンド13セントを見込んでおり、14-15セントに上がる場面もあり得ると予想している。一方、エタノール価格は1リットル0.70ブラジルレアル(29セント)の見通し。前週に0.77レアル、一年前のこの時期には0.71レアルだった。ミズタニCEOは資金調達難から、製糖所はコストカバーなどから低価での販売を余儀なくされるとの見解を示している。
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ロシア政府、粗糖輸入関税レンジ下限を引き上げ
[砂糖]
ロシア砂糖生産者組合は21日、同国政府の粗糖輸入関税のレンジ下限引き上げ決定を発表した。組合によると、政府は従来の1トン140-270ドルから同180-270ドルに改定。6月1日付けで有効になるという。粗糖輸入拡大を抑えるのに140ドルでは不十分との判断から上方修正に及んだと説明している。
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2009年01月20日(火)
インド製糖所協会幹部、砂糖生産見通し引き下げ
[砂糖]
インド製糖所協会幹部は20日、2008/09年度の国内砂糖生産見通しを従来の1950万トンから1800万トンに引き下げた。政府が見越す1880万トンも下回り、また協会の最新予測は前年比較で31.6%減少になる。下方修正の理由は砂糖きびジュースからの生産ダウンという。しかも、今回の見通しは南部の生産状況を反映しておらず、後で一段と引き下げる可能性があるとしている。
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2009年国際砂糖価格上昇見通し・ザルニコフ
[砂糖]
国際商社ザルニコフは20日、2009年の国際砂糖価格上昇見通しを示した。インドやパキスタン、イランなどの生産減少、欧州は輸出から輸入にシフトしていることが価格を押し上げるとの見方である。また、ブラジルでは製糖所の資金繰り問題による影響も指摘。同社は経済見通しが振るわない中での価格上昇を見込んでいることについて、2006年のインドやブラジルによる供給ダウン、欧州連合の砂糖改革で値上がりした経緯を取り上げた。
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2008年トルコ穀物生産、前年比3.2%増
[穀物・大豆]
トルコ通信社IHAによると、同国農相は2008年の国内穀物生産が前年比3.2%増えたことを明らかにした。2007年に13.9%落ち込んだのから回復し、約1775万トンにアップ。同相は2009年もさらに生産が上向くのを見込んでいるとも報じた。
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ロシア、欧州向け天然ガス供給を再開
[エネルギー]
ロシアのガスプロムは20日、ウクライナを経由した欧州向けの天然ガス供給を再開したことを明らかにした。以前の量にまで供給が回復するには2日間を要するという。ウクライナ側もパイプラインにガス供給が戻ってきたことを確認している。
これはロシアのプーチン首相とウクライナのティモシェンコ首相が週末にガス問題で合意に達したことを受け、19日にガスプロムとウクライナのナフトガスがガス供給に関する10年契約に署名したことを受けてのもの。ウクライナは今年度ガス価格の20%割引を受ける一方、2010年以降は市場価格でロシア側に料金を支払う。一方、ガスプロムはウクライナに対し、欧州向けガスの通過料として昨年度と同じ100キロメートルにつき1,000立方メートル1.7ドルを支払う。
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