2009年01月07日(水)
2009年米大豆作付け拡大の可能性・米化学メーカー
[穀物・大豆]
米特殊化学モンサントのグラント最高経営責任者は7日の2008年9-11月期決算報告で、大豆の受注好調を理由に 2009年の国内大豆作付が事前見通しを上回る可能性を示した。これまでコーン9000万エーカー、大豆7000万エーカーを見込んできたが、見通し修正があり得るとコメント。ただ、具体的な予測修正は見送った。同氏はまた、今年8月に終わる2009年度の一株利益見通しを従来の4.20-4.40ドルから4.40-4.50ドルに引き上げた。
9-11月期の決算では、コーン事業が約4割増益となり、大豆は3割強の収益拡大となった。南米でのコーン種子ビジネスが好調だったほか、米国のコーンと大豆受注は12月末時点で5割以上伸びたとしている。モンサント全体の純利益は前年同期の2倍を超える5億5600万ドル、一株当たり0.98ドルだった。市場予想の0.60ドルも大きく上回る。
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2009年度米財政赤字、1兆ドル以上に膨らむ見通し・CBO
[金融・経済]
米議会予算局(CBO)は7日、2009会計年度の財政赤字が1兆ドル以上に膨らむ見通しを発表した。2019年度までの予算見通しによると、来年9月に終わる2009年度の赤字見通しは前年度の2.6倍となる1兆1860億ドル。9月に見越していた4380億ドルから大幅の引き上げでもある。
CBOは、このたびの赤字見通しにはオバマ次期政権が検討している景気てこ入れを含めていないことを指摘している。このため、刺激策の規模によって赤字が一段と拡大する可能性があるともいう。
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インド政府は国内燃料価格の引き下げを検討、石油相
[エネルギー]
インドのデオーラ石油相は7日、記者団の質問に対し、政府が新たな国内燃料価格引き下げを検討中であることを明らかにした。ディーゼル燃料、ガソリン、液化石油ガスの値下げを予定しているが、実施時期についてはまだ明らかにする段階ではないという。インド政府は国際石油価格の下落を受け、昨年12月6日にディーゼル燃料価格を1リットル当たり5ルピー、ガソリン価格を2ルピー引き下げている。
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12月ADP民間雇用数は前月から69.3万人減少
[経済指標]
米雇用サービスADPによると、2008年12月の非農業部門民間雇用数は前月比69万3000人減った。2月から11ヶ月連続減少で、また2000年の記録開始以来最大のマイナス幅である。11月の前月比は従来推定で47万2000人だったのから47万6000人、10月分は33万4000人から32万 8000人にそれぞれ改定。2008年はあわせて259万2000人のマイナス、月平均21万6000人の雇用減だ。
12月のセクター別雇用は、鉱業、建設含む製造業で22万人前月を下回り、2007年2月から23ヶ月連続減少を記録した。12月はやはり過去最大のマイナスでもある。製造業だけで前月から12万人減。13ヶ月続けて前月からダウンで、また2001年12月以来とちょうど7年ぶりの大幅減少だった。サービスは47万3000 人減り、これも調査史上最もきつい落ち込みだ。サービスは10ヶ月連続の前月比マイナスでもある。
ADPは先月半ばに労働省の雇用統計との開きを小さくするための調整を行った。なお、労働省が9日に発表する12月非農業部門雇用数について現時点での市場予想が47万5000人減少。11月時点で月平均1万9000人増の政府雇用を除き、民間だけで50万弱の雇用減少を見通している格好になる。
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2009年01月06日(火)
FOMC、景気下振れリスク極めて高いと判断・議事録
[経済指標]
米連邦準備理事会(FRB)が6日に発表した2008年12月15-16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録によると、景気の下振れリスクが極めて高いとの判断から大幅利下げに踏み切っていた。FRBスタッフは会合用に作成した2009年の景気見通しを大きく引き下げ。メンバーの中にも景気不振が長引くことを懸念する向きもあったという。
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米インフォーマ、ブラジル大豆生産見通し引き下げ
[穀物・大豆]
米有力アナリストのインフォーマ・エコノミクスがブラジルの2008/09年度大豆生産見通しを100万トン引き下げ、 5950万トンにしたと伝えられている。米農務省(USDA)が12月時点で見越していた5900万トンより若干高い。同社はまたコーンについて従来を 240万トン下回る4980万トンに改定し、これはUSDAの見通し5450万トンと比べても少ない。
報道によると、インフォーマはアルゼンチンの大豆生産見通しを517万トンで据え置いた。しかし、コーンはブラジル同様に下方修正で、50万トンカットして2000万トンにしたといわれる。USDAの12月時点での見通しは大豆が5050万トン、コーン1800万トンだった。
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12月ISMサービスは40.6に上昇、予想も上回る
[経済指標]
米供給管理協会(ISM)によると、2008年12月の非製造業(サービス)NMI指数は40.6となった。前月に37.3と2008年1月からの算出開始より最低を更新。12月もまだ好不調の分岐点である50を下回っているが、前月からは上昇だ。また、市場予想と比べても高い。一方、ビジネス指数は 39.6で、やはり前月に過去最低の33.0となったのから上がった。
活動別指数にも水準的には縮小を意味しながら、前月を上回ったものが目立つ。新規受注が前月から4.5ポイント上がって39.9となり、雇用は31.3から34.7に上昇した。受注残が42.5、在庫49.0となり、いずれも前月比ポイント高である。輸出用受注は5ポイントと指数別に最も大幅プラスで、39.5だった。低下したのは輸入や出荷である。
価格指数が36.0となった。前月の36.6より低く、これで5ヶ月連続ダウン。また、水準的には2ヶ月連続して1997年7月に始まった調査史上最低を更新した。
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インドのエサール石油、需要減少で製油所拡張計画に遅れ
[エネルギー]
インドのエサール石油の幹部は6日、ダウジョーンズのインタビューに答え、製油所拡張計画に遅れが生じる可能性を示唆した。金融危機や世界経済の悪化に伴い信用が収縮、石油製品の需要が世界的に落ち込んだことが背景にあるという。同社は60億ドルを投資し、石油精製能力を 3,400万トン引き上げる計画を立てていた。
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インドの2008年金輸入は前年をやや下回る、WGC幹部
[メタル]
ダウジョーンズが伝えたところによると、ワールドゴールドカウンシル(WGC)のインド担当幹部は6日、同国の2008 年度金輸入は726トンだった前年をやや下回る水準になるとの見方を示した。年前半は価格高騰や変動の激しさを嫌気して前年の半分まで輸入が落ち込んだが、後半は安全資産としての需要が高まり前年を上回ったという。
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