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2009年01月14日(水)

メキシコ、悪天候理由にメキシコ湾最大の石油ターミナル閉鎖
 [エネルギー]

メキシコ運輸省は14日、メキシコ湾最大のカヨアルカス石油ターミナルを閉鎖したことを発表した。悪天候を理由にしており、前日再開したドスボカス・ターミナルの稼動も再び停止したという。ただ、11日から閉めていたパハリトス・ターミナルの稼動は戻した。3つのターミナルあわせて日量140万バレルの石油を輸出し、このうちカヨアルカス・ターミナルが約100万バレルを占める。

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ブラジル・パラナ州政府、2008/09年度穀物生産見通し引き下げ
 [穀物・大豆]

ブラジル南部のパラナ州政府は14日、2008/09年度の州内穀物生産見通しを引き下げた。同州農業局によると、大豆やコーンを含む穀物は1650万トンと初回予測の2150万トンから2割を超える下方修正。昨年11月からの干ばつによる影響を挙げており、当局関係者は米通信社ダウ・ジョーンズに対し、損失分の回復は無理とコメントした。ただ、いる。最近になって雨が降り始め、土壌水分もやや上向き。被害拡大はないとの見方も示している。

国内生産で2番目に大きい規模である大豆が1020万トンになると見越す。やはり、従来見通し1280万トンから大幅の引き下げ。コーンを870万トンから590万トンに改定した。

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仏ONIGC、08/09年度の自国軟質小麦生産推定一段と引き下げ
 [穀物・大豆]

仏穀物局(ONIGC)は14日に発表した国内穀物レポートで、2008/09年度の国内軟質小麦生産推定を前年比20.9%増の3721万8000トンとした。これは昨年12月の報告での3732万1000万トンから一段と引き下げた。

輸出に関し、欧州連合(EU)圏内での見通しを688万トンから676万トンに下方修正した。前年比7.3%減少の見方である。反面、圏外への出荷については前年比83.2%増の900 万トンで据え置いた。期末在庫は前年度の268万8000トンから373万6000トンに膨らむとの見通しで、これは前回報告時でみていた362万 4000トンより高い。

2008/09年度のコーン生産推定は1549万 8000トンから1574万6000トンに改定し、前年度の1435万5000トンから9.7%増加の見方になった。EU内輸出見通しを前回報告での 504万5000トンより引き上げ、前年比6.9%増の532万5000トンとした。圏外は40万トンを維持し、前年度の21万4000トンのほぼ2倍をみている。期末在庫は前年度の218万9000トンに対して313万8000トンに拡大を見越す。しかし、前回報告での346万4000トンより低めの見方にシフトである。

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12月小売売上は前月から2.66%減少、予想大きく上回る落ち込み
 [経済指標]

米商務省によると、2008年12月の小売売上高は前月比2.66%減少した。6ヶ月連続ダウンで、これは調査史上初めて。しかも、11月の減少率が速報段階での1.76%から2.13%に改定となり、12月はさらに速いペースで減った格好になる。市場予想以上の落ち込みでもあった。売上高は3432億 4200万ドルと、2005年9月以来の低水準を更新。12月は前年同月比較で9.81%減、過去最大のマイナスという。

12月は、ガソリンが15.85%と再び最もきつい減少だった。ただ、11月が速報での14.69%から18.28%に改定となったことから、12月はややペースが鈍化。また、ほかの項目で2ケタ減はなかった。それでもほぼ軒並み前月割れである。建設資材・造園や衣料品、デパート、フードサービスが揃って2%を超えるマイナスだった。無店舗販売や家具の減少も目立つ。健康管理だけが 0.41%と僅かにも増加した。

自動車及び自動車部品は0.70%減少し、自動車関連を除いた小売売上高が3.06%と調査市場最も大きな減少であり、市場予想も上回るマイナスだった。ガソリンを除いた小売売上高は前月から1.38%ダウン。自動車とガソリンを除いて1.54%のマイナスになり、これは2001年9月以来の大きな落ち込みと伝わっている。

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インド政府、2008/09年度砂糖生産推定引き下げ
 [砂糖]

インド食糧省高官は米通信社ダウ・ジョーンズに対し、2008/09年度の砂糖生産推定が下方修正になったことを明らかにした。従来は2000万トンの見方だったが、生産地からの情報に基づいて1880万トンに引き下げという。年間消費2200万トンを一段と下回るのを見越している格好で、このため粗糖輸入は必至とコメント。

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2009年01月13日(火)

イラン、石油開発でエクアドルに2.8億ドル融資
 [エネルギー]

イラン政府高官は12日、訪問中のエクアドルに石油開発で2億8000万ドルを融資すると発表した。期間などほかの詳細は触れなかった。同氏は昨年のエクアドル大統領によるイラン訪問を称えるコメントもしている。

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ICO、08/09年世界コーヒー生産推定一段と引き上げ
 [コーヒー]

国際コーヒー機関(ICO)は13日に発表した月次市場報告で、2008/09年度の世界コーヒー生産推定を一段と引き上げた。最新予測は1億3421万6300袋。従来みていた1億3249万4000袋を上回り、また1億1538万袋から1億1621万2000トンに改定した2007/08年度分から15.5%増加を見越す格好だ。

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Posted by 直     

2009年フィリピン飼料向け小麦輸入、100万トンに膨らむ可能性
 [穀物・大豆]

2009年のフィリピン飼料向け小麦輸入は100万トンに膨らむ可能性があるとの地元業者見通しが伝わった。報道によると、同氏は国内のコーン価格が高止まりした場合のシナリオとして挙げ、実現すれば前年の10万トンから激増だ。すでに1月から5月までに30万トン納入予定ともしている。

また、来週に飼料メーカーと家畜業者が合同で4月から5月に出荷可能の小麦10万トンを物色する予定との情報もある。このグループはこのほか、3万-4万トンの大豆ミールと約1万5000トンのコーン買い付けも計画している模様。

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11月貿易収支は404.4億ドルの赤字、予想下回る
 [経済指標]

米商務省が発表した2008年11月の貿易収支は404億4200万ドルの赤字となった。2003年11月以来の小幅赤字であり、市場予想も下回った。また、前月から28.66%減と1996年10月以来となる大幅縮小。なお、10月の赤字幅は速報で571億9000万ドルだったのから566億9000万ドルに改定。貿易赤字は年初から11月まであわせて前年同期を1.84%下回る6426億7900万ドルとなった。

11月は輸出入ともに一段と落ち込んだ。輸入が12.00%のマイナスで、1832億4500万ドルと2006年4月以来の低水準である。輸入が近年珍しい2ケタの減少になった要因の一つが原油。原油は季節調整前で41.49%減少して174億5300万ドルとなった。単位価格が66.72ドル。前月から27.49%ダウン、 2007年7月以来の水準に下がった。また、買い付け規模は前月から16.62%減り、日量872万バレルだった。

原油は季節調整後でも輸入ダウンであり、石油製品から天然ガスとエネルギー関連がほぼ軒並み前月割れだった。また、金属類、化学品などの前月比マイナスもあって、工業品が前月から25.48%落ちた。ほかのカテゴリーも揃って前月を下回っている。消費財が9.38%と工業品に次ぎ、自動車関連が6.70%ダウン。資本財と飲食品・飼料は5%強のマイナスだった。サービス輸入は2.32%減った。

輸出は前月から5.76%、4ヶ月連続減少となった。この結果、 1428億300万ドルと2007年9月以来の低水準を更新。モノが7.23%ダウンで、輸入と同じく全ての項目が前月を下回る前月比マイナス。最もきつい落ち込みは工業品の13.40%だった。自動車10.76%と続く。一方、飲食品・飼料と消費財、資本財がモノ全体を下回る減少率となり、このうち飲食品・飼料は前月からもペースが鈍った。サービス輸出は2.48%のマイナスである。これで3ヶ月連続して前月から減った。

物価上昇を考慮した実質値(リアルマネー)ではモノの赤字が前月比13.47%減の394億6600万ドルだった。石油関連が13.14%、非石油11.07%とそれぞれ減少した。

国別で赤字最大の対中国が230億5700万ドルとなった。前月の279億5700万ドルから縮小し、5ヶ月ぶりの小幅赤字である。対日は60億4700万ドルから49億7100万ドルに縮んだ。カナダとのギャップが33億4100万ドル。前月の59億5700万ドルを下回る。一方、対メキシコ赤字も減ったが、カナダより小さな前月からの縮小で、11月は35億1500万ドルとカナダを越えて上位3位になった。石油輸出国機構(OPEC)に対する赤字は56 億1400万ドルと、前月の140億4900万ドルの半分以下だ。このうちサウジアラビアとのギャップは前月の約4分の1にとどまっている。

Posted by 直     

フィリピン政府、2008/09年度砂糖生産見通し引き下げ
 [砂糖]

フィリピンの砂糖管理国(SRA)は13日、2008/09年度の国内砂糖生産見通しを従来の222万トンから219万 7000トンに引き下げた。前年比10.5%減少の見方である。大雨による影響を理由にしており、また情勢次第では今月終わりにさらなる改定もあり得るという。

Posted by 直     

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